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キヤノン、マサチューセッツ総合病院などと光生体イメージングや医用ロボット分野で共同研究

2012-11-19

マサチューセッツ総合病院およびブリガム・アンド・ウィメンズ病院との共同研究に合意


 キヤノンは、この度米国ハーバード大学医学部の関連医療機関である、マサチューセッツ総合病院(以下:MGH)およびブリガム・アンド・ウィメンズ病院(以下:BWH)との間で、それぞれ共同研究を行っていくことで合意しました。今後、生体医学に関する光イメージングや医用ロボットをはじめとする分野で共同研究を進めていきます。

 今回合意に至った共同研究では、光生体イメージングや医用ロボット等の分野で、新たな医療機器を開発し、実用化していくことを目指します。キヤノンの米州販売統括会社であるキヤノンUSA内に新たに研究開発部門を設立し、両病院の研究者・専門医と協力しながら、光学技術と先端医療診断技術の組み合わせによる医療機器の開発という共通の目標に向け、研究開発を行っていきます。連携する両病院の研究センターは、MGHのウエルマン・センター(光医用)とマルティノス・センター(生体医学イメージング)、病理イメージング・コミュニケーション・テクノロジー・センター、BWHのイメージ・ガイデッド・セラピー・ナショナル・センターおよびイメージベースド・フェノタイピング・センターです。


キヤノン株式会社 代表取締役副社長CTO 生駒 俊明のコメント:
 「世界中の医療、ヘルスケア分野が直面している課題の解決に向けて、キヤノンがこのような世界レベルの病院と共同研究を開始できることをたいへん光栄に思います。キヤノンは、ボストンにヘルスケア・オプティクス・リサーチ・ラボラトリーを設立し、医用画像分野に特に注力しながら、研究開発を強化していきます。このラボの使命は、これまでに例を見ない新たな医療機器の研究開発と実用化です。研究はまだ初期段階ですが、我々の研究成果が将来実用化されることを目指して、両病院と長い協力関係を築いていけることを期待しています。」


 フランシス・トネグゾ博士(MGH及びBWHの研究成果を管理するリサーチ・ベンチャーズ&ライセンシング機関のエグゼクティブ・ダイレクター)のコメント:
 「今回の合意は通常の産学協同研究とは異なり、MGH及びBWHで生まれた最新の技術を非常に早い試作段階から、最終目標であるFDA(米国食品医薬品局)認可の取得と実用化に至るまで、両者が協業していきます。開発された技術を、科学的な基礎原理から生体医学研究及び臨床試験に向けた試作、そして最終的な実用化に向けて両者で育て上げるのです。」


【参考資料】
 今回、共同研究の合意に至った5機関の正式名称は下記の通りとなります。
 ・MGH Wellman Center for Photomedicine ・MGH Athinoula A. Martinos Center for Biomedical Imaging
 ・MGH Pathology Imaging and Communication Technology (PICT) Center
 ・BWH National Center for Image Guided Therapy
 ・BMH Center for Image−based Phenotyping

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