富士フイルム、屋外ロケ撮影などに最適なシネマカメラ用レンズを発売

ズーム・フォーカス駆動の電動ドライブユニットを着脱できる、好評のシネマカメラ用レンズの第２弾
「ＦＵＪＩＮＯＮ　Ｚ　Ｋ３．５×８５」
焦点距離８５ｍｍから３００ｍｍまで対応し、屋外ロケ撮影などに最適！

●新発売●


　富士フイルム株式会社（社長：中嶋　成博）は、シネマカメラ用レンズの新ラインアップとして、わずか３．０ｋｇ（※１）の小型・軽量ボディーを実現しながらも、焦点距離８５ｍｍから３００ｍｍまで対応した「ＦＵＪＩＮＯＮ　ＺＫ３．５×８５」（以下「ＺＫ３．５×８５」）を、１１月下旬より発売いたします。「ＺＫ３．５×８５」は、シネマカメラで最も普及している３５ｍｍＰＬマウント（※２）を採用した高性能ポータブルレンズで、ズームやフォーカスを電動で駆動させるドライブユニットを一体化し、しかも着脱できるタイプです。

　富士フイルムは、本年８月に着脱可能な電動ドライブユニットを搭載した、新発想のシネマカメラ用レンズ「ＦＵＪＩＮＯＮ　ＺＫ４．７×１９」（以下「ＺＫ４．７×１９」）を発売しました。「ＺＫ４．７×１９」は、レンズ・ドライブユニットの一体化により、映画制作のお客様から「小型・軽量で持ち運びに便利で、効率的な撮影ができる」、テレビ制作でシネマカメラを使用している現場からは「従来のＴＶカメラ用レンズと同じ操作感で、シネマカメラ特有のボケ味を活かした映像表現ができる」などといった高い評価をいただいています。

　今回発売する「ＺＫ３．５×８５」は、「ＺＫ４．７×１９」の特長である「高い光学性能」「小型・軽量ボディー」「着脱可能な電動ドライブユニット」を備えながらも、焦点距離８５ｍｍから３００ｍｍまでカバーする、フィルム・デジタル双方のシネマカメラに対応したレンズで、屋外ロケなどの撮影に最適です。また、電動ドライブユニットを取り外して手動操作ができるため、ズームやフォーカスを手動で動かすことが多い映画制作の現場で、これまでのシネマカメラ用レンズと同じ使用感を実現しています。
　「ＺＫ３．５×８５」は、最先端の光学シミュレーション技術を駆使し、高精度な大口径非球面レンズを採用したレンズ設計とすることで、高い光学性能と３．０ｋｇの小型・軽量ボディーを両立。また、映像のひずみを抑制しながら、レンズ中心部から周辺部まで高い解像力を実現しているため、映画館の大きなスクリーンに上映しても画面周辺部まで高画質な映像を制作することができます。さらに、被写体に９７ｃｍまで接近して撮影できる「マクロ機能」も搭載。１本でカバーする撮影シーンが拡大します。

　また「ＺＫ３．５×８５」は、着脱可能なドライブユニットを採用しているため、映画のみならずテレビの制作現場で利用されるシネマカメラでの使用にも最適です。シネマカメラ用レンズ特有の、浅い被写界深度によるボケ味の良さを活かした映像をＣＭやドラマの制作現場で実感いただけます。
　富士フイルムが提供するフジノンレンズは、高い描写力が評価され、世界的な大ヒットとなった３Ｄ映画「ＡＶＡＴＡＲ（アバター）」の制作で採用されるなど、最新の映像表現の進化に貢献しています。今後も、富士フイルムは、長年培ってきた光学技術や精密加工・組立技術などを駆使して、画期的な新製品を開発・提供し、多様化する制作現場のニーズに応えていきます。

　尚、平成２４年１１月１４日〜１６日に幕張メッセで開催される放送機器展示会「Ｉｎｔｅｒ　ＢＥＥ２０１２」で本製品を出展いたします。

　※１　レンズとドライブユニットを一体化した時の質量。
　※２　シネマカメラの世界最大手ドイツアーノルド＆リヒター社の１６ｍｍ／３５ｍｍシネマカメラ向けのレンズマウント。


記


１．品名：シネマカメラ用レンズ「ＦＵＪＩＮＯＮ　ＺＫ３．５×８５」
２．発売日：平成２４年１１月下旬
３．標準ユーザー渡し価格：オープン



＊以下、製品画像と「主な特長」などリリースの詳細は添付の関連資料を参照



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　富士フイルム　ウェブサイト：http://fujifilm.jp/