Article Detail
矢野経済研究所、住宅リフォーム市場に関する調査結果を発表
住宅リフォーム市場に関する調査結果 〜 2012年第2・3四半期 〜
【調査要綱】
矢野経済研究所では、国内住宅リフォーム市場の短期的な市場トレンド調査を実施した。
1.調査期間:2012年4月〜6月(2012年第2四半期)
2012年7月〜9月(2012年第3四半期)
2.調査方法:当社専門研究員による市場規模算出、及び文献調査
<住宅リフォーム市場とは>
本調査における住宅リフォーム市場とは、「10m2超の増改築工事」・「10m2以下の増改築工事」・「設備修繕・維持関連」・「家具・インテリア等」の4分野をさす。
【調査結果サマリー】
◆2012年第2四半期の住宅リフォーム市場規模は前年同期比17.9%増
2012年第2四半期(4〜6月)の住宅リフォーム市場規模は1兆7,335億円(速報値)、前年同期比で17.9%増と推計する(図1参照)。これは2007年以降では最も大きく、且つ震災以降の2011年第3四半期に匹敵する市場規模となっている。
◆2012年第3四半期の住宅リフォーム市場規模は前年同期比7.1%減
2012年第3四半期(7〜9月)の住宅リフォーム市場規模は1兆6,244億円(速報値)、前年同期比で7.1%減と推計する(図1参照)。2011年の第3四半期は震災で手控えられていたリフォーム需要が一気に顕在化していた時期でもあり、例年以上にリフォーム市場が活況を呈した時期であった。したがって前年同期比で、マイナスであったことはある意味当然であるともいえる。一方で、それ以前の2007年から2010年の同期比ではかなり好調に推移している。
◆2012年の住宅リフォーム市場規模は6.0〜6.2兆円を予測
2012年7月上旬に住宅エコポイント制度が予算金額まで達したことから終了となってしまった。その前月までに駆け込み需要があった分、夏場は反動減ともとれるトレンドになっている。
また月次データでも、8月、9月の動きが鈍くなっているものの、第3四半期までの状況から2012年の住宅リフォーム市場規模は6.0〜6.2兆円と予測する(図2参照)。来年2013年は、いよいよ消費税増税を見込んだ駆け込み需要が本格的になるものと期待される。
【資料発刊】
資料名:「ヤノ・レポート 2012年11月10日号」
http://www.yano.co.jp/yanoreport/
※YRIマーケットNow!に掲載されている情報は、発表日現在の情報です。その後予告なしに変更されることがございますので、あらかじめご了承ください。
*以下、リリースの詳細は添付の関連資料「オリジナルリリース」を参照