シマンテック、東京都内にセキュリティ状況を監視する拠点「東京ＳＯＣ」を開設

シマンテック、グローバル　セキュリティ　オペレーション　センター（ＳＯＣ）を東京に開設

世界最大規模のセキュリティ脅威データベースを活用した
リアルタイム分析サービスを日本で提供


　株式会社シマンテック（本社：東京都港区赤坂、代表取締役社長：河村　浩明、以下、シマンテック）は、本日、全世界のセキュリティ状況を監視する拠点であるセキュリティ　オペレーション　センター（ＳＯＣ）「ＴＯＫＹＯ　ＳＯＣ（トウキョウソック、以下　東京ＳＯＣ）」を東京都内に開設したことを発表します。昨今、企業は複雑で進化する脅威環境に直面しており、企業に代わってインシデント管理プログラムを構築および維持することのできる、セキュリティノウハウや確立された技術とプロセスを持ったセキュリティパートナーへの需要がますます高まっています。世界にまたがるシマンテックのＳＯＣネットワークには、セキュリティ専門家が常駐し、リアルタイムなセキュリティ脅威インテリジェンスおよびデータ分析に基づいた「マネージド　セキュリティ　サービス（ＭＳＳ）」を企業向けに２４時間３６５日提供しています。今回の東京ＳＯＣの開設により、シマンテックは、東京ＳＯＣに在籍する上級セキュリティプロフェッショナルによる日本語でのインシデント報告やインシデントレポートの提供などといった、日本の顧客企業に向けて改良されたサービスを順次開始していきます。

　なお、シマンテックの東京ＳＯＣは、オーストラリア、英国、米国、インドに次ぐ５拠点目のＳＯＣです。これにより、東京のチームはグローバルＭＳＳチームの一員として、巧妙な標的型攻撃や、新たなマルウェアの亜種や脆弱性から組織を守る、２４時間３６５日対応のセキュリティ監視および管理サービスを提供します。

　シマンテックのグローバルＭＳＳチームは、毎月２，７５０億以上のログエントリを分析し、約４０，０００件の潜在的なセキュリティイベントを特定し、さらに確認の取れた４，０００件以上の深刻なイベントをエスカレーションしています。

　シマンテックの「インターネットセキュリティ脅威レポート第１７号」によると、悪質な攻撃の数は前年比で８１％増加しました。また、標的型攻撃についても、１日あたり８２件と増加傾向にあり、またその攻撃手段も多様化しています。日本では、昨年の１０月頃に「標的型攻撃」や「サイバー攻撃」が大きく報道されて以来、セキュリティ脅威を不安視する顧客企業から、セキュリティ対策強化に関する問い合わせが急増しています。

　このような状況のなかで、特に大規模な日本企業を中心に、２４時間のセキュリティ監視・管理サービスへの要望が増加したことを受け、このたび当社日本法人主導でＳＯＣを構築し、日本の顧客企業に向けて、より充実した体制でＭＳＳ機能を提供することとなりました。

　ＭＳＳでは、顧客企業の希望するすべてのポイントにおいて、シマンテック独自の包括的な”ｅｄｇｅ　ｔｏ　ｅｎｄｐｏｉｎｔ”モニタリング手法を用いることで、企業インフラにおける活動を横断的に監視するとともに、６，４６０万以上の攻撃センサーで構成された世界のセキュリティに関連する情報網「Ｓｙｍａｎｔｅｃ　Ｇｌｏｂａｌ　Ｉｎｔｅｌｌｉｇｅｎｃｅ　Ｎｅｔｗｏｒｋ」から収集したデータに基づいた高度な解析能力を２４時間３６５日提供します。


　本サービスの特長は以下のとおりです。

　・２００カ国以上の国や地域での攻撃活動を監視し、日本での状況を加味した総合的な監視体制を提供
　・インターネットの境界からエンドポイントまでの企業インフラにおける活動を包括的に監視
　・侵入検知／防止サービス、セキュリティ監視／管理サービス、インシデントレスポンス、オンサイトサポートおよび今後に向けた対応策の提案まで、コンサルティング部門や当社セキュリティ製品群と連携した、より高度なトータルセキュリティサービスの提供

　セキュリティ脅威が世界レベルで複雑化し、サイバー攻撃は表に出ることなく、重要な情報に照準を絞って攻撃を仕掛ける傾向にあります。その中で、グローバルレベルで変化する脅威環境の可視化を高めることは不可欠です。シマンテックは、世界中で起こるセキュリティイベントから脅威の徴候を見出し、その企業にとって脅威となる情報を事前に把握し、顧客企業に質の高いＭＳＳを提供できる唯一の企業です。主要な市場においてＭＳＳに対する需要は高まっています。このたび、東京にＳＯＣを開設することで、日本語によるＭＳＳを積極的に推進し、日本企業が自信を持って日々の企業活動を行えるよう、支援していきます。


以上


＜関連情報＞

・シマンテック　マネージド　セキュリティ　サービス（ＭＳＳ）
　http://bit.ly/HhHcAZ
・東京ＳＯＣ
　http://bit.ly/POVQIk
・東京ＳＯＣ座談会
　http://bit.ly/WXsT0X


＜シマンテックとつながる＞
・株式会社シマンテック　公式Ｔｗｉｔｔｅｒアカウント
　http://bit.ly/WXsVpK
・株式会社シマンテック　公式ＹｏｕＴｕｂｅチャンネル
　http://bit.ly/JTTqQy


＜シマンテックのグローバルインテリジェンスネットワーク（ＧＩＮ）について＞
　シマンテックは、Ｓｙｍａｎｔｅｃ（ｔｍ）　Ｇｌｏｂａｌ　Ｉｎｔｅｌｌｉｇｅｎｃｅ　Ｎｅｔｗｏｒｋを通じて世界中のインターネット上の脅威に関する最高レベルの統合性を備えたデータソースを構築しています。このネットワークは世界中のセキュリティインテリジェンス情報を取得し、シマンテックのアナリストに比類ないデータソースを提供します。アナリストは、それを識別し、分析することによって、攻撃、悪質なコードの活動、フィッシング、スパムの新しい傾向について見解を示します。
　ＧＩＮでは６，４６０万以上の攻撃検知センサーを備え、毎秒数千回のアップデートを行っています。また、２００カ国以上で攻撃活動を監視し、１万５，０００以上のベンダの４万を超える製品に影響を及ぼす４万７，０００以上の脆弱性を追跡しています。スパム、フィッシング、マルウェアは、Ｓｙｍａｎｔｅｃ　Ｐｒｏｂｅ　Ｎｅｔｗｏｒｋ、Ｓｋｅｐｔｉｃ、Ｓｙｍａｎｔｅｃ．ｃｌｏｕｄといったシマンテックのセキュリティテクノロジを始めとする、さまざまなソースから検出されます。この膨大なインテリジェンスがシマンテックのエンジニアに共有され、世界で最も包括的なセキュリティ保護を提供しています。


＜シマンテックについて＞
　シマンテックは、世界中の情報を守る、セキュリティ、バックアップおよびアベイラビリティ製品の世界的リーダーです。シマンテックの革新的な製品群とサービスは、個々のモバイルデバイスから企業データセンター、そしてクラウド基盤のシステムまで、あらゆる環境下で人と情報を保護します。業界をリードするデータやネットワーク上のやり取り、そしてＩＤ保護の専門技術は、進化するネット社会において、顧客に自信と安心を提供します。詳細はhttp://www.symantec.com/jpをご覧ください。

　＊Ｓｙｍａｎｔｅｃ社の名称、ロゴは、米国Ｓｙｍａｎｔｅｃ　Ｃｏｒｐｏｒａｔｉｏｎの米国内およびその他の国における登録商標または商標です。
　＊その他製品名等はそれぞれ各社の登録商標または商標です。