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メディネット、「NK細胞療法」技術の提供を開始

2012-11-15

「NK細胞療法」技術の提供開始
〜NK細胞の高活性化、大量培養技術〜



 株式会社メディネットは、かねてから抗体医薬品との相乗効果を狙った「NK細胞療法」技術の開発を進めておりましたが、この度、本技術の提供を開始いたしましたので、お知らせします。本技術の導入により、抗体医薬品を用いた治療中の患者様、あるいは、MHC クラスIの発現レベルが低下・消失されたがん患者様に、より高い治療効果をもたらす新たな治療が提供されることになります。

 NK細胞は、抗体医薬品との相性がよく、MHCクラスIの発現がないがん細胞や、ウイルス感染細胞に対して、特に強い殺傷能力を持つリンパ球の一種です。また、がん患者様は健康な方と比べて、NK細胞活性が低下していることが分かっています。

 一方、従来のNK細胞培養技術では、安全で活性の高いNK細胞を短期間で効率的に増殖させることが困難なこともあり、新たなNK細胞培養技術の確立が求められていました。

 今回当社が開発した新たなNK細胞の培養技術は、これらの課題を克服した技術であり、主な特徴は以下のとおりです。

  ・NK細胞を高活性化し、2週間で最大2,000倍までに大量培養することができる。
  ・徹底した独自の安全・品質管理基準を設定することで、高い生物的安全性を担保している。
  ・様々ながん細胞株に対して、細胞傷害活性(標的細胞を殺傷する働き)を示す。
  ・当社の研究成果から、NK細胞療法と、トラスツズマブ(i)、セツキシマブ(ii)、リツキシマブ(iii)等の抗体医薬品との併用治療により、各々単独での治療時に比べて、細胞傷害活性(ADCC活性)が相乗的に増大し、抗腫瘍効果を大幅に高める結果を得ている。

 医療法人社団 滉志会 瀬田クリニックグループの4医療機関(瀬田クリニック東京、瀬田クリニック新横浜、瀬田クリニック大阪、瀬田クリニック福岡)への提供を皮切りに、順次、サービスの提供先を拡大してまいります。

 今後も、メディネットは、これまで培ってきた経験や実績をもとに、徹底した個別化医療を追求すべく、新規治療技術やそれに繋がる診断技術の開発に取り組んでまいります。


【今後の影響】
 本件の業績に与える影響は、2012年11月6日に発表した「平成25年9月期の連結業績予想」に既に織り込んでおります。


以上


【本件に関するお問い合わせ】
 一般の方(患者・ご家族など)からのお問い合わせ:TR推進部 045−478−0084(直通)


 ※参考資料は添付の関連資料を参照


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セツキシマブ 個別化医療 ウイルス 瀬田 腫瘍

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