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加藤産業と住友商事、新設の投資会社を通じベトナムに食品卸売会社を設立
海外食品卸売事業に関する投資会社設立およびベトナムへの進出について
加藤産業株式会社(本社:兵庫県西宮市、取締役社長:加藤和弥、以下「加藤産業」)と住友商事株式会社(本社:東京都中央区、取締役社長:中村邦晴、以下「住友商事」)は、海外食品卸事業会社の株式保有を目的とする投資会社として加藤SCアジアインベストメント株式会社(以下「加藤SCアジアインベストメント」)を10月23日に設立致しました。
両社は、以前より経済成長に伴う消費の増大により、小売マーケットの拡大するアジア地域に注目してまいりました。従来の地元企業中心の小規模な流通形態から、日系および欧米の大手スーパーやコンビニの進出、また大手食品メーカーの現地生産など大規模化が進む中で、売り場と商品を有機的に結び付ける食品卸売事業の需要拡大が見込まれます。特に詳細な商品、市場分析のノウハウを活かした日本式卸は、消費者の多様な嗜好を満足できる先進的なものです。これら考えのもと、2007年には中国広東省広州市の華新集団傘下の食品卸売事業会社に共同で出資し進出致しました。
今般設立した加藤SCアジアインベストメントの目的は、意思決定を迅速化し、海外への積極展開を目指すものです。その傘下に、まず、ベトナムに食品卸売会社を来年中に設立し、事業を開始する予定です。ベトナムの小売マーケットは2010年売上高6.8兆円、2004年から2010年までの年平均増加率約23%に達します。また、スーパーやショッピングセンター、コンビニの店舗数も急速に拡大しており有望な市場です。同国に進出した海外スーパーや地元の大規模小売業者向けをターゲットに日本式卸を展開してまいります。
さらに、加藤産業と住友商事は、ベトナム進出後として、加藤SCアジアインベストメントへの中国広東省での華新事業の統合やその他地域への進出を検討しております。本事業の拡大を通じて、アジア諸国の食文化の向上に貢献していく所存です。
【加藤SCアジアインベストメント概要】
・所在地:兵庫県西宮市
・資本金:2億円
・出資構成:加藤産業65パーセント、住友商事35パーセント
・事業内容:食品、飲料及び酒類、日用品、雑貨の卸売業等を行う海外子会社の統括・管理・運営
・設立日:2012年10月23日
<関連リンク>
・生活産業・建設不動産事業部門
http://www.sumitomocorp.co.jp/business/unit/life_industry/index.html
・加藤産業株式会社
http://www.katosangyo.co.jp/