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ノバルティス、免疫抑制剤「ネオーラル」について「非感染性ぶどう膜炎」の効能追加を申請

2012-11-14

免疫抑制剤「ネオーラル(R)」
非感染性ぶどう膜炎の治療薬として効能追加を公知申請



 ノバルティス ファーマ株式会社(代表取締役社長:三谷 宏幸)は、本日、免疫抑制剤「ネオーラル(R)」10mgカプセル、25mgカプセル、50mgカプセル、内用液10%(一般名:シクロスポリン)について、新たにベーチェット病以外の「非感染性ぶどう膜炎」(*)の効能追加の公知申請を行いました。

 非感染性ぶどう膜炎は、眼内感染症が否定されるにもかかわらずぶどう膜(虹彩、毛様体、脈絡膜の総称)に炎症が起こる病気で、その発症には何らかの免疫異常が関連していると考えられています。炎症が長く続くと、視力障害が残ったり、失明に至ることもあり、日常生活に著しい影響を及ぼす可能性があります。非感染性ぶどう膜炎は、副腎皮質ホルモン薬による治療が基本ですが、ベーチェット病以外の非感染性ぶどう膜炎では、副腎皮質ホルモン薬に対する忍容性が低い場合や副腎皮質ホルモン薬に十分反応しない場合には次なる治療選択肢がなく、「ネオーラル」による治療が、未承認薬・適応外薬検討会議で検討されていました。

 本年10月に開催された薬事・食品衛生審議会医薬品第二部会において、「医療上の必要性の高い未承認薬・適応外薬検討会議」での評価に基づき「ネオーラル」のベーチェット病以外の非感染性ぶどう膜炎に対する効能追加について公知申請を行っても差し支えないと判断されたため、この度申請を行いました。

 *「ネオーラル」は、「ベーチェット病(眼症状のある場合)」に対して既に適応を取得しておりますが、ベーチェット病以外の「非感染性ぶどう膜炎」に対する適応はありません。


<「ネオーラル(R)」について>
 「ネオーラル」は、免疫を司るT細胞を活性化するシグナル伝達を阻害し、インターロイキン−2に代表されるサイトカインの産生を抑制することで、免疫抑制作用を示し、非感染性ぶどう膜炎に対する治療効果を示すことが報告されています。

 現在、臓器移植(腎、肝、心、肺、膵、小腸)における拒絶反応の抑制、骨髄移植における拒絶反応および移植片対宿主病の抑制、さらにベーチェット病、尋常性乾癬、再生不良性貧血、ネフローゼ症候群、全身型重症筋無力症、アトピー性皮膚炎などの自己免疫疾患の治療薬として広い領域に使用されており、世界でも100カ国以上で承認されています。


ノバルティス ファーマ株式会社について>
 ノバルティス ファーマ株式会社は、スイス・バーゼル市に本拠を置くヘルスケアにおける世界的リーダー、ノバルティスの医薬品部門の日本法人です。ノバルティス グループ全体の2011年の売上高は586億米ドル、研究開発費は96億米ドル(減損・償却費用を除くと92億米ドル)でした。ノバルティスは、約127,000人の社員を擁しており、世界140カ国以上で製品が販売されています。詳細はインターネットをご覧下さい。http://www.novartis.co.jp



以上


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