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中部電力、食品工場向けハイブリッド脱臭装置「デオマイスター」を開発

2012-11-08

食品工場向けハイブリッド脱臭装置「デオマイスター」の開発〜省エネルギーで高濃度の臭気を分解〜



 当社は株式会社トーエネック、神鋼アクテック株式会社および昭和セラミックス株式会社と共同で、臭気を効率的に処理するハイブリッド脱臭装置「デオマイスター」を開発しました。本日より、株式会社トーエネックが販売を開始いたします。

 「脱臭」は、今後の環境規制強化や、地域共生の観点から、工場や福祉・医療施設等において重要なテーマであり、高性能な脱臭装置へのニーズが多くあります。

 一般的に、脱臭は燃焼により行われていますが、近年、「チタニア光触媒脱臭」と、「ゼオライトハニカム脱臭」という技術が開発されています。チタニア光触媒脱臭とは、紫外線照射により空気中の水を活性酸素にして、その強力な酸化作用により有害物質を分解するものです。燃焼と異なり高温にする必要がないため、エネルギー消費量が少なく、作業環境が良いメリットがある反面、臭気が多い高濃度のガス処理に課題がありました。

 一方、ゼオライトハニカム脱臭は、臭気を一度吸着し、時間とともに徐々に脱離するものです。臭気の濃度を低濃度に平準化する性能を有する反面、臭気を完全に分解することはできませんでした。

 今回の開発品は、これら二つの特徴的な技術を組み合わせたものです。まず、臭気ゼオライトハニカムに吸着し、少しずつ臭気光触媒へ送り、分解・無害化します。光触媒へ送る臭気が平準化できるため、エネルギー消費量が少なく、高濃度の臭気ガスの処理ができるというメリットがあります。

 このたびの開発品は、臭気の平準化を行うことから、時間帯により臭気濃度の差が大きくなる工場に最適です。昼夜で工場の稼働状況が異なる食品製造分野のお客さまを中心に、環境性向上ニーズに応えてまいりたいと考えております。


<開発品の主な特長>
 (1)高濃度臭気を超低濃度へ、高い臭気除去率を達成
 (2)ゼオライトハニカムで得意な臭気光触媒で得意な臭気の両方に幅広く対応
 (3)吸着・脱離機構を設けることで、装置を稼働しながらフィルタ再生が可能となり、フィルタの長寿命化を実現【特許出願中】



■別紙:ハイブリッド脱臭装置の概要

 ※添付の関連資料「別紙」を参照



以上


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