インターシル、電話交換局ＤＳＬＡＭ市場向けにクラスＧラインドライバーを発表

インターシル
消費電力が最小のデュアルポート・クラスＧラインドライバを発表

ＩＳＬ１５６１、高密度ＤＳＬＡＭポートの消費電力を３０％超も低減



　高性能アナログ／ミクストシグナルＩＣの開発と製造で世界をリードし、先進製品の提供で長年の歴史を持つインターシル（本社：米国カリフォルニア州ミルピタス、ＮＡＳＤＡＱ：ＩＳＩＬ）は、１１月１日（米国時間）、電話交換局ＤＳＬＡＭ市場向けに電力効率が最も高いクラスＧラインドライバ、ＩＳＬ１５６１を発表しました。

　ｘＤＳＬ電話交換局向けリファレンスデザインは、クラスＨ　ソリューションに比べ、既存のタイプも新たなタイプのいずれも性能が大幅に向上していますが、ＩＳＬ１５６１は従来からの＋１４Ｖシステムに対して後方互換性を提供します。業界をリードするＩＳＬ１５６１は、新たな成長を遂げている＋１２Ｖ単一電源システムの消費電力をさらに１０％低減します。

　ＩＳＬ１５６１の２つのポートは専用の外付け拡張抵抗とクロスカップルド・フィードバックを使用して、それぞれ固定１１．６Ｖ／Ｖゲイン向けに内部設定されており、損失を低減しながらアクティブな出力インピーダンスを提供します。３ピンのシリアル・インタフェースにより、各ポートを別々に設定し、使用する信号規格に応じて静止電流を必要最小限のレベルに抑えることができます。２つの外付け電源電圧昇圧型コンデンサにより、ＡＦＥからの制御信号を使って、短いピーク時の総出力段電圧をピークライン電圧に供給できます。


＜特長と仕様＞
　・フル・ライン電力をサポートするポートあたり公称静止電流は、ＡＤＳＬ２＋の場合はわずか８ｍＡ、ＶＤＳＬ２＋　８ｂの場合は１０ｍＡ、ＶＤＳＬ２＋　１７ａの場合はわずか１２ｍＡ
　・最も要求の厳しい８ｂプロファイルの場合、ラインに１９．５ｄＢｍを供給するための総静止電力をポートあたり９００ｍＷ強から６２０ｍＷ未満に低減
　・信号ピークは、より大電力の＋２４Ｖ　クラスＡＢソリューションに匹敵する信号直線性を維持
　・最も高いターゲットのライン電力に−６０ｄＢｃ未満のマルチバンド電力比（ＭＢＰＲ）を提供


＜価格と供給＞
　ＩＳＬ１５６１は小型の２４ピンＱＦＮパッケージで提供され、１，０００個受注時の単価は２．５７米ドルからです。詳細については、http://www.intersil.com/jp/products/end-market-specific/communications-ics/dsl-line-drivers/ISL1561.htmlをご覧ください。

　このプレスリリースは、インターシルのウェブサイト
　http://www.intersil.com/jp/about-intersil/press-releases/11022012-jp-pr-ISL1561.htmlでもご覧いただけます。

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＜インターシルについて＞
　インターシルは、高性能アナログ、ミクストシグナルおよびパワーマネジメント半導体の設計、製造で世界をリードする企業です。インターシルの製品は、産業用機器、インフラ、パーソナル・コンピューティング、ハイエンド・コンシューマの分野で特に急速な成長を遂げている市場向けに開発されています。インターシルに関する詳細情報および採用情報については、ウェブサイトｗｗｗ．ｉｎｔｅｒｓｉｌ．ｃｏｍ／ｊｐの企業情報ページをご覧ください。

　※Ｉｎｔｅｒｓｉｌ、ＩｎｔｅｒｓｉｌロゴはＩｎｔｅｒｓｉｌ　Ｃｏｒｐｏｒａｔｉｏｎの商標または登録商標です。そのほかのブランド名、製品名、マークなどは、それぞれの権利所有者が製品やサービスを表記するために使用している商標または登録商標の場合があります。