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旭化成ファーマ、血液凝固阻止剤「ART−123」の海外での第3相臨床試験を開始

2012-11-01

ART−123の海外における第3相臨床試験開始について



 旭化成ファーマ株式会社(本社:東京都千代田区 社長:浅野 敏雄)は、当社の100%子会社である旭化成ファーマアメリカ(Asahi Kasei Pharma America Corp.本社:米国マサチューセッツ州ウォルサム、社長:小野 尚之)が、ART−123(一般名:トロンボモデュリン アルファ(遺伝子組換え)、日本での販売名:「リコモジュリン」)について、「凝固異常を伴う重症敗血症」を対象として海外における第3相臨床試験を開始しましたのでお知らせします。

 ART−123は当社が開発し2008年に国内で発売した血液凝固阻止剤で、海外での開発を進めるために2006年に設立したArtisan社が全世界において後期第2相臨床試験を実施しました。その後、2011年11月にArtisan社を当社の完全子会社として、商号を旭化成ファーマアメリカに変更しました。

 本試験は、「凝固異常を伴う重症敗血症」を対象としてART−123の有効性と安全性を検証することを目的とした無作為化、二重盲検、プラセボ対照の国際共同第3相臨床試験であり、実施地域は北米、南米、欧州、アジア、オーストラリアなどで、800名の患者登録を予定しています。


<ご参考> 用語のご説明
 ・ART−123/「リコモジュリン」
  遺伝子組換え技術を用いて生産したヒトトロンボモジュリン製剤。トロンボモジュリンは、血液凝固の原因物質であるトロンビンの生成を抑えることにより抗凝固作用を発揮する。また、トロンボモジュリンは抗炎症作用ももつことが近年報告されている。

 ・凝固異常
  一般に全身的な血液凝固の異常な亢進がある状態を指す。敗血症における凝固異常は、エンドトキシンなどによる炎症性サイトカインネットワークの活性化を介して凝固系の過度の活性化によって引き起こされる。

 ・敗血症
  細菌によって引き起こされた全身性炎症反応症候群である。細菌感染症が全身に波及したもので非常に重篤な状態であり、無治療ではショック、DIC、多臓器不全などから早晩死に至る。もともとの体力低下を背景としていることが多く、治療成績も決して良好ではない。



以上


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