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日立、韓国で超々臨界圧石炭火力発電所向け蒸気タービン2基の優先交渉権を獲得

2010-12-11

韓国で超々臨界圧(*)石炭火力発電所向け蒸気タービン2基の

優先交渉権を獲得


 株式会社日立製作所(執行役社長 : 中西宏明/以下、日立)は、このたび、大韓民国(以下、韓国)の電力会社である韓国南東発電株式会社(以下、韓国南東発電)より、霊興(ヨンフン)火力発電所5号機および6号機向け870MW級超々臨界圧石炭火力発電用蒸気タービンおよび発電機2基の優先交渉権を獲得しました。今後、日立は2010年12月中の契約締結に向けて最終交渉を行います。

 韓国では、経済成長に伴い、電力需要が堅調に増加しています。今後も継続的な電力需要の伸びが見込まれていることから、現在約76GWの総発電設備容量を2020年までに約24GW増加させるための新規発電所建設が計画されています。

 今回優先交渉権を獲得した蒸気タービンおよび発電機は、韓国首都圏への電力供給を担い、ソウル市南西60kmに位置する韓国仁川広域市甕津郡の霊興火力発電所に増設される5号機および6号機向けです。日立は、同発電所の3号機および4号機向けに蒸気タービンおよび発電機を納入しており、2008年の商業運転開始以降、安定的に稼動しています。今回、これらの実績と日立が有する技術力、品質および、性能への信頼性などが韓国南東発電より高く評価されたことにより、優先交渉権獲得に至りました。5号機は2014年6月、6号機は2014年12月に商業運転を開始する予定です。

 日立は、蒸気を高温高圧化することで発電効率を高め、二酸化炭素(CO2)排出量を抑制する超々臨界圧石炭火力発電設備において豊富な実績を有しており、これまでに国内で8基、海外で25基を受注しています。韓国においても、2004年の韓国南東発電霊興発電所3号機および4号機向け870MW蒸気タービン発電機2基や、2010年7月の韓国東西発電唐津火力発電所向け1,000MWボイラー2基の受注実績があります。本件を正式契約すれば、韓国での石炭火力発電の国際競争入札案件において、これらに続く3連続の受注となります。

 日立は、今後の交渉を経て本件の正式契約締結をめざすとともに、今後も多数の新設が見込まれる韓国市場での石炭火力発電所の受注活動を積極的に推進し、社会イノベーション事業をグローバルに展開、加速していきます。

* 超々臨界圧 : 温度593℃以上・圧力24.1MPa以上の蒸気条件


 ※以下、リリースの詳細は添付の関連資料を参照


以上

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