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SAPジャパン、インメモリー技術を採用した次世代クラウドプラットフォームを発表
インメモリー・クラウド・プラットフォーム「SAP HANA(R)Cloud」を発表
SAPジャパン株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:安斎 富太郎、以下SAPジャパン)は、インメモリー技術を採用した次世代クラウドプラットフォームであるSAP HANA(R)Cloudの計画を発表します。また、SAP HANA Cloudの一部として、オープンスタンダードに準拠したアプリケーションサービスである「SAP NetWeaver(R)Cloud」と、SAP HANA Cloudの初の製品としてAmazon Web Services(AWS)Cloud上での本格運用について認定を受けた「SAP HANA(R)One」を本日より提供開始します。
SAP HANA Cloudには以下の主要製品が含まれる予定です:
・「SAP HANA(R)AppServices in SAP HANA Cloud」は、開発者がネイティブのSAP HANA、Java、および開発期間を短縮するその他のサービスを使い、次世代アプリケーションを作成することを支援するサービスです。強力な共有サービスのセットによる、ポータル、統合、モバイル、アナリティクス、コラボレーション、および商用サービスのための包括的なサポート、およびユニファイドクラウドの実現とライフサイクルマネジメントの提供が計画されています。
・「SAP NetWeaver Cloud」は、SAP HANA Cloudでの初のアプリケーションサービスとしてすべてのお客様とパートナーに提供されます。このプラットフォームによりお客様やパートナーは、モバイルとポータルにおいて、コンシューマーグレードの体験を実現するJavaベースの強力なアプリケーションを迅速に構築することが可能となり、オンプレミスおよびその他のクラウドアプリケーションへの統合、およびSAPによるセキュリティの確保された展開と管理をお客様やパートナーに提供します。SAP NetWeaver Cloudはすでに900万人を超えるJavaの開発者に利用され、最も一般的なウェブおよびモバイルフレームワークを使い、エンタープライズ向けの優れたアプリケーションを容易に構築することのできる、オープンかつ柔軟なプラットフォームとなっています。SAPは開発者コミュニティへの取り組み強化の一環として、SAP Netweaver Cloudについて従来の90日の制限を撤廃し、無料、無制限のライセンスを開発者向けに提供することも発表しました。
・「SAP HANA(R)DBServices in SAP HANA Cloud」は、クラウド内でのDaaS(データベース・アズ・ア・サービス)提供を目的としています。
SAP HANA Cloud上で提供される第1弾としてまず「SAP HANA One」が提供されます。SAP HANA OneはAWS上で提供されるSAP HANAプラットフォームにおける新しい展開オプションとなり、これまで開発・テスト用途に限定されていた他の展開オプションを拡大し、本番業務環境においても利用可能なサービスとなります。SAP HANA Oneでは小規模なデータセットを対象とした環境をクラウド上でわずか数分で構築可能となり、本番業務環境にもそのまま展開できるため、お客様、ISV、スタートアップ企業などが最初に取り掛かるプロジェクトに新しい門戸を開きました。(詳細については「SAP HANA(R)OneプラットフォームをAmazon Web Services上で提供開始」のプレスリリースをご覧ください。)
SAPのテクノロジー&イノベーション担当エグゼクティブボードメンバーであるビシャル・シッカ(Vishal Sikka)は、次のように述べています。
「SAP HANA Cloudの発表により、開発者は、SAP HANAによって、アナリティクスが内蔵され、かつ非常に大きな高速性を活用する強力なインパクトのあるアプリケーションをクラウド上で構築することが可能になりました。これにより、お客様やパートナーは、極めて大きな高速性、瞬時に可能なモバイルアクセス、および高度なアナリティクスを快適なユーザーエクスペリエンスの下に提供するという、新しい時代のニーズに応えたアプリケーションを構築できるようになりました。SAP NetWeaver Cloudの発表は、このビジョンの実現に向けた大きな一歩です」
■ネイティブかつ中断の無い統合を実現するオープンなプラットフォーム
業務の中断を回避すると共にお客様の投資を保護するため、SAP NetWeaver Cloudはオンプレミスで、あるいは接続サービスを使ってクラウドベースで、SAPおよびSAP以外のシステムとシームレスに統合することが可能です。大量のデータを持つ情報は、パーシステンスサービスを利用してSAP Sybase ASEまたはSAP HANAに蓄積できます。開発ツールとリソースを含む開発者向けライセンスはSAP NetWeaver Cloud Developer Center
<http://scn.sap.com/community/developer-center/cloud-platform>を通じ
て提供されます。
■ISVはクラウドに伴う機会拡大の活用が可能に
クラウド・アプリケーション・サービスの市場は、オンプレミスアプリケーションの4倍の速度で急速に成長しています。2016年のクラウドサービス利用料の売上高は250億米ドルを超えると予想されています(※1)。SAPはこのエコシステムへの取り組みを継続し、独立系ソフトウェア・ベンダー(ISV)のパートナーがこの巨大な市場機会を活かし、195,000社以上のSAPの顧客企業に向け、SAP(R)Storeにてクラウドアプリケーションを開発、展開、マーケティング、および販売することを支援します。
SAP HANA Cloudと最初の製品の詳細についてはsap.comのSAP HANA Cloud
<http://www.sap.com/solutions/technology/cloud/overview/platform.epx>のページをご覧ください。
※1.IDC,"Worldwide and Regional Public IT Cloud Services 2012−2016 Forecast"
以上
<SAPジャパンについて>
SAPジャパンは、エンタープライズ・アプリケーション・ソフトウェアにおけるマーケットリーダーとしてあらゆる業種におけるあらゆる規模の企業を支援しているSAP AGの日本法人として、1992年に設立されました。SAPは、企業が市場での優位性を保持するため、バックオフィスや役員会議室、倉庫や店頭で、さらにデスクトップ環境やモバイル環境などにおいて、企業がより効率的に協業を行い、より的確なビジネス判断を行うための様々なソリューションを提供します。企業が継続的な収益性の高い事業を実現することに貢献するSAPのアプリケーションやサービスは、世界各国195,000社以上の顧客企業に利用されています。国内でも日本企業の情報化の推進、国際競争力および企業価値の向
上に貢献しています。(http://www.sap.com/japan)
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電話:0120−786−727
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