Article Detail
パテント・リザルト、「医薬品業界 特許資産の規模ランキング」を発表
【医薬品】特許資産規模ランキング、トップ3はPHIZER、MERCK、ROCHE
〜武田薬品が躍進
弊社はこのほど、独自に分類した「医薬品」業界の企業を対象に、各社が保有する特許資産を質と量の両面から総合評価した「医薬品業界 特許資産の規模ランキング」をまとめました。2011年4月1日から2012年3月末までの1年間に登録された特許を対象に、個別特許の注目度を得点化する「パテントスコア」を用いた評価を行い、企業ごとに総合得点を集計しました。このランキングにより、件数比較では見られない、特許総合力の評価が可能になります。
その結果、1位 PHIZER、2位 MERCK、3位 ROCHEとなりました。
〔順位/前年/企業名/登録件数/特許資産規模〕
*添付の関連資料「添付資料」を参照
1位のPFIZERは、N含有単環、有機化合物などの分野に強みを持っています。注目度の高い特許には、アルツハイマー病の治療のための「βセクレターゼ阻害剤としてのラクタム」に関する技術などがあります。
2位のMERCKは、縮合複素環に関する技術に高評価の特許が多く見られます。注目度の高い特許には、「サイクリン依存性キナーゼ(CDK)に関連する疾患を処置するための化合物」に関する技術などがあります。
また、3位のF.HOFFMANN LA ROCHEは、N含有単環や化学分析などの分野に、4位の中外製薬は、生体物質含有医薬、ペプチド・蛋白質などの分野に強みを持っています。
5位武田薬品工業は前年の17位から大きく順位を上げました。注目度の高い特許には、「生理活性ポリペプチドの生理活性を保持しながら徐放性製剤を製造する技術」などが見られます。
本ランキングに関する詳細を、下記の通り販売しています。
◆【医薬品】特許資産規模ランキング
・医薬品 特許資産規模ランキング 100(全期間トップ100と2011年度トップ50)
・医薬品 登録特許件数ランキング 100(全期間トップ100と2011年度トップ50)
・全業種 特許資産規模ランキング 100(全期間と2011年度)
・全業種 登録特許件数ランキング 100(全期間と2011年度)
※本ランキングでは、権利移転を反映した集計を行っています。2012年3月末時点で権利を保有している企業の名義でランキングしているため、出願時と企業名が異なる特許が含まれる可能性があります。
【納品形態】
上記データを収録したCDを納品
【価格】
5万2500円(税込)
※業種は総務省の日本標準産業分類を参考に分類しています。
※前年の順位は、現在の権利者情報に基づき、2011年3月末時点のポイントを集計した結果です。
※算出方法について:
特許資産の規模とは、各出願人が保有する特許(特許庁に登録され、失効や権利放棄されていない特許)を「特許資産」としてとらえ、その総合力を判断するための指標です。特許1件ごとに注目度に基づくスコアを算出した上で、それに特許失効までの残存期間を掛け合わせ、出願人ごとに合計得点を集計しています。注目度の算出には、特許の出願後の審査プロセスなどを記録化した経過情報などを用いています。経過情報には、出願人による権利化への意欲や、特許庁審査官による他社特許拒絶への引用、競合他社によるけん制行為などのアクションが記録されており、これらのデータを指数化することで、出願人、審査官、競合他社の3者が、個々の特許にどれくらい注目しているかを客観的に評価することができます。