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日産自、タイヤ角度や操舵力など独立に制御できる次世代ステアリング技術を開発

2012-10-23

日産自動車、世界初(※1)の次世代ステアリング技術を開発し1年以内に商品化
〜タイヤ角度とハンドル角度、操舵力を独立に制御し、意のままの走りを実現〜


 日産自動車株式会社(本社:神奈川県横浜市西区、社長:カルロス・ゴーン)は、世界で初めてタイヤの角度とステアリングの操舵力を独立に制御できるステアリング技術の実用化に成功、その技術を公開しました。

 *参考画像は添付の関連資料を参照

 日産が開発した次世代ステアリング技術は、「意のままの走り」と「安心感のある走り」を実現した技術です。通常のステアリングシステムは、ハンドルの操作を機械的なリンクによってタイヤに伝達し、タイヤを操舵しますが、この次世代ステアリング技術は、ハンドルの動きからドライバーの意図を読み取り、電気信号に置き換えてタイヤを操舵します。その際、機械的なシステムよりも素早くドライバーの意図を車輪に伝えるとともに、路面からの情報をより早く、分かり易くドライバーにフィードバックすることで、ダイレクト感を向上させています。また、道路上の不要な外乱要因は車両側で制御して遮断することで、必要な情報だけをドライバーに伝えることが可能となります。例えば、細かな凹凸のある路面上でも、ドライバーはハンドルを握り締めて細かな修正を加えることなく、ドライバーの意図したラインにそって走行し易くなります。

 また、日産は、次世代ステアリング技術の機能の一つとして、少ない舵角修正で正確に車線をトレースして走り続けられるよう、さらに車両の安定性を高めた、世界初(※2)の直進安定性向上機能も開発しました。
 この機能は、ルームミラー上部にある車載カメラにより、道路前方の車線の方向を認識し、自車の進行方向とのずれを認識した場合に、そのずれを低減するようにタイヤ角とハンドル反力を制御します。これにより、路面のわだちや横風等により車両の進行方向が変化した場合に、その変化を少なくするように作用することで、長距離ドライブでの疲労へとつながる細かなステアリングによる修正操舵を減少させ、ドライバーの運転負荷を大幅に低減するとともに、安心感を持って走行することが可能となりました。

 この次世代ステアリング技術は複数のECUが相互監視することにより、高い信頼性を備えています。故障や異常が発生すると他のECUが即座に制御を行い、さらに、電気が供給されなくなったような万一の時にはバックアップのためのクラッチが作動し、ハンドルとタイヤを「機械的」に結ぶことで、ステアリング操作を可能にしています。

 本技術は1年以内に販売されるInfinitiモデルに搭載される予定であり、「意のままの走り」と「安心感ある走り」を提供していきます。

※1:タイヤの角度とステアリングの操舵力を独立に制御できるステアリング技術の実用化が世界初
※2:道路前方の映像に応じてタイヤの角度とステアリングの操舵力を独立して制御し、少ない舵角修正で正確に車線をトレースして走り続けられる機能の実用化が世界初
 (2012年10月17日 自社調べ)


 *ロングリリース:「ダイナミックパフォーマンス」は添付の関連資料を参照


以 上

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