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アストモスエネルギー、調達先の多様化で米国産LPガスの購入枠を3倍に拡大

2012-10-23

地球環境に優しいガス体一次エネルギーの調達先多様化に貢献
米国産LPガスの購入枠拡大について


 当社(本社:東京都千代田区 社長:山崎達彦)は、液化石油ガス(LPガス)調達先の多様化を目的に、米国・エンタープライズ社との購入契約を更改し、2015年のLPガス契約数量を従来の3倍にあたる年間約50万トン(日本のLPガス年間輸入量の5%に相当)に増量することで合意致しました。
 当社では将来に亘り同社との取引数量を拡大していく予定であり、シェールガス開発が目覚しい米国産LPガスの長期安定確保を通じ、災害に強く環境に優しいLPガスの安定供給、新たな需要開拓に貢献してまいります。

 ※社長名の正式表記は添付の関連資料を参照




1.米国産LPガス調達枠拡大のねらい
 (1)シェールガス開発に伴い増産が見込まれる米国産LPガスの購入数量増による調達先の多様化(※1)。
 (2)極東向け指標価格CP(※2)と異なる米国価格モントベルビュー(※3)の調達枠拡大によるCP牽制機能強化。
 (3)2015年初頭のパナマ運河拡張(※4)に伴う、当社のLPガス輸送船団を活用した極東・アジア向け航路の開拓。
  ※1 本契約により、当社のタームFOB契約に占める中東比率は50%程度まで低下する見込み。
  ※2 CP(Contract Price):世界最大のLPガス輸出国であるサウジアラビアの国営石油会社サウジアラムコ社(Saudi Aramco)が毎月決定し、ターム契約者に通知する価格。極東向けLPガス輸出価格の指標となっている。
  ※3 モントベルビュー(Mt. Belvieu):米国テキサス州モントべルビュー市場での取引価格。原油・天然ガス価格やLPガスの需給バランスなど日々のマーケット(取引)で決定される。
  ※4 パナマ運河拡張:現在の運河の幅は約32mでLPガス大型タンカー(VLGC、幅37m)は通行できないが、工事完了後は約49mに拡幅され通行可能となる。運河拡張後は極東地域への航海日数が従来の45日から22日に大幅に短縮される。

2.背景・経緯
 (1)当社では中東産LPガスの依存比率低減を目的に、かねてから東ティモール、豪州、米国等、非中東産LPガスの調達に注力している。エンタープライズ社とは2008年より購入契約を締結しており、現在2015年まで契約締結済。今回2015年7月から1年間の購入契約に合意した。
 (2)LPガスは日本総世帯数の約半数に当たる2,400万世帯で利用されクリーンエネルギーとしても注目されている。

※参考:当社のLPガス事業
    1)日本国内におけるLPガス輸入・販売(年間約370万トン)
    2)国内及び海外におけるLPガスのトレーディング(年間約1,000万トン)
    3)LPガス輸送に関わる大型タンカーの保有・オペレーション(約20隻)

3.その他
 (1)契約期間 : 2015年7月から2016年6月
 (2)購入数量 : 年間53万トン
 (3)購入先  : 米国・エンタープライズ社(Enterprise Product Partners)


以上

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