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三協立山、東京駅丸の内駅舎の復元工事で「東京駅専用ビル用サッシ」を納入

2012-10-15

「東京駅専用ビル用サッシ」が歴史的復原工事の顔となる
東京駅丸の内駅舎復原工事、450窓に当社サッシ全面採用



 三協立山株式会社(本社:富山県高岡市早川70、社長:藤木正和)・三協アルミ社(社長:蒲原彰三)は、10月1日に復原工事を終えグランドオープンした東京駅丸の内駅舎のほぼ全数に当たる450窓の建具工事を担当し納入いたしました。
 この度の工事で、当社ビル建材「東京駅専用ビル用サッシ」がアルミ製窓の全て(450窓)に採用され、工事の基本方針に沿うよう創建当時の資料などを基に復原作業を行いました。大正時代には木製建具が主流であり、過去の文献を基に時代を遡り創造し、現在の技術の粋を結集して新しく60型を起型し専用サッシを作成しました。さらに色合い(表面処理:フッ素樹脂塗装)を当時の「木の風合い」に近づけるため、辰野金吾氏が設計し現存する“岩手銀行”を視察し、営業部門、生産部門が一体となって試行錯誤を行いました。窓を装飾するアルミ製鋳物も当社が手がけております。
 今回の窓改修工事を担当し、今後100年先を見据えたビル改修などを踏まえ、大きな成果となりました。


 日本の玄関口である「東京駅」は、大正3年(1914年)に設計家 辰野金吾氏によって創建され、当時は赤レンガの斬新な西洋風デザインとして注目を集めました。その後、関東大震災では被害をまぬがれましたが、第2次世界大戦の空襲により3階を焼失、その姿を現代に伝えられずにいました。
 国の重要文化財でもある同駅舎は、平成19年(2007年)5月に復原工事を、隣接する「東京ステーションホテル」「東京ステーションギャラリー」とあわせて着工し、復原工事は
 1.駅舎の姿を創建当時の姿に戻すこと
 2.重要文化財としての価値を損なわず、修復すること
 3.今後100年先まで活用する施設となること
 の基本方針で進められました。


□物件名称:東京駅丸の内駅舎 復原工事
□所在地:東京都千代田区丸の内1丁目
□事業主:東日本旅客鉄道株式会社
□設計:東日本旅客鉄道株式会社 東京工事事務所・東京電気システム開発工事事務所
     東京駅丸の内駅舎保存・復原設計共同企業体(株式会社ジェイアール東日本建築設計事務所・ジェイアール東日本コンサルタンツ株式会社)
□施工:東京駅丸の内駅舎保存・復原工事共同企業体(鹿島・清水・鉄建 建設共同企業体

◎アルミ製建具工事:
 三協アルミ(東京駅専用ビル用サッシ フッ素樹脂塗装)
 450窓:全面採用(両開窓324窓、上げ下げ窓126窓)



※画像は添付の関連資料「添付画像」を参照


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