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日立など、シマンテックと協力しバックアップデータ作成から復旧まで一元管理のソフトを販売

2012-10-13

バックアップデータの作成から、ストレージを利用した
遠隔地へのデータ保管、復旧までの一元管理を可能とするソフトウェア
「Hitachi Storage Adapter for Symantec NetBackup(TM) OpenStorage」を販売開始



 株式会社日立製作所(執行役社長:中西 宏明/以下、日立)は、株式会社シマンテック(代表取締役社長:河村 浩明/以下、シマンテック)による技術支援、検証協力のもと、バックアップデータの作成から、ストレージを利用した遠隔地へのデータ保管、復旧までの一元管理を可能とするソフトウェア「Hitachi Storage Adapter for Symantec NetBackup(TM) OpenStorage」を製品化し、10月10日から販売を開始します。
 本ソフトウェアは、シマンテックのデータ保護ソフトウェア「Symantec NetBackup(TM)(以下、「NetBackup」)」と日立のユニファイドストレージ「Hitachi Unified Storage 100 シリーズ」を「NetBackup」のAPI(*1)であるOpenStorage(以下OST(*2))を通じて連携させ、「NetBackup」の管理画面から「Hitachi Unified Storage 100 シリーズ」のリモートレプリケーション機能(*3)の操作、管理を可能とし、ストレージ間のデータ転送を利用した運用で従来個別に必要であったストレージ側での操作を不要にします。これにより、バックアップデータの作成から、ストレージを利用した遠隔地へのデータ保管、復旧までの一元管理が可能となり、バックアップ運用の負担軽減を実現します。

 *1 API(Application Program Interface):自ら持つ機能を外部のアプリケーションから簡単に利用できるようにするインターフェース
 *2 OpenStorage(OST):様々なストレージの提供する機能と、「NetBackup」をシームレスに連携させるAPI
 *3 リモートレプリケーション機能:ストレージ内に格納されているデータを、ストレージ間でのデータ転送によりリモートサイトに複製する機能


 東日本大震災以降、企業活動に伴うデータの保護の必要性から、流通、医療、金融、行政などさまざまな分野で、万が一の災害に備えデータを遠隔地へ保管するリモートバックアップシステムに対するニーズが高まっています。
 リモートバックアップシステムの運用には、記録メディアの物理輸送やサーバ間のデータ転送など複数の方法がありますが、ネットワークへの負荷が少なく、迅速にデータを遠隔地に保管できる方法として、ストレージ間のデータ転送の利用が進んでいます。しかしこの場合、ストレージの管理画面を通じた操作が別途必要となるなど、管理者の運用が煩雑になるといった課題がありました。

 このような課題に対し、日立は、シマンテックの技術支援、検証協力のもと、「NetBackup」と「Hitachi Unified Storage 100 シリーズ」を連携するソフトウェアとして、新たに「Hitachi Storage Adapter for Symantec NetBackup(TM) OpenStorage」を製品化し、販売を開始します。
 従来、ストレージ間のデータ転送により遠隔地へのバックアップを行うためには、バックアップシステムの管理者が「NetBackup」の管理画面を通じて行うバックアップ作業とは別に、ストレージ管理者がストレージ管理画面を通じ、リモートレプリケーション機能に関する設定や操作を行う必要がありました。本ソフトウェアは、「NetBackup」と「Hitachi Unified Storage100シリーズ」を「NetBackup」のOSTを通じて連携し、「NetBackup」のOptimized Duplication(最適化複製)(*4)機能を利用可能とします。これにより、「NetBackup」の管理画面から「Hitachi Unified Storage 100 シリーズ」のリモートレプリケーション機能の操作、管理が可能となります。ストレージ側での作業が不要になることで、バックアップデータの作成からデータの遠隔地への保管、復旧までの一元管理が可能となり、バックアップの運用管理者の負担を軽減します。また、「NetBackup」の管理画面にストレージ内のデータの格納場所や保管方法(テープ、ディスクなど)を可視化できるようになり、どこにどのようなデータがあるかを一目で把握できるため、優先度の高いデータを選び、そのデータから順次復旧することが可能です。

 *4 Optimized Duplication(最適化複製):バックアップサーバーを介さずストレージ間のみでデータ複製を行い、業務サーバおよびネットワークの負荷を削減する機能

 日立とシマンテックは、ユーザーによる追加作業の必要なく業務を自動的に再開できるディザスタリカバリソリューションを本年7月から提供するなど、両社の協業を拡大しています。今後も、両社の製品を活用した広範なデータ保護ソリューションの開発、評価・検証を進め、高信頼で容易な運用が可能なソリューションの提案、導入を積極的に進めていきます。


<新ソフトウェアの価格および提供開始時期>
 名称:Hitachi Storage Adapter for Symantec NetBackup(TM) OpenStorage
 概要:Symantec NetBackup(TM)の管理画面からストレージ機能を利用可能とするストレージソフトウェア
 価格(税込):103万9,500円〜
 提供開始時期:2012年11月15日


<「Hitachi Unified Storage 100 シリーズ」について>
 「Hitachi Unified Storage 100 シリーズ」は、データ種類の異なるアプリケーションからのアクセスを1システムに集約することができるユニファイドストレージ製品です。これにより、さまざまな業務システムで発生するデータの横断的な処理が容易になり、迅速かつ有効なビッグデータの利活用を可能とするほか、設備の初期投資や運用管理コストを削減できます。詳細は下記リンクをご覧ください。
 ▼日立ストレージソリューション ホームページ
 http://www.hitachi.co.jp/storage/


<「Symantec NetBackup(TM)」について>
 「Symantec NetBackup(TM)」は、最新のデータ保護機能を備えた、業界をリードするバックアップソフトウェアです。企業の情報資産管理を簡素化すると共に、あらゆる場所での重複排除機能を統合することで、保管するデータ量とネットワークトラフィックを減らし、全体的なコストを削減します。さらに、優れた仮想マシン保護機能により、仮想環境におけるデータのバックアップ/リカバリ速度を高めると同時に、バックアップイメージのレプリケーションを自動化することで、高速かつコスト効率の高いディザスタリカバリを実現します。
詳細は下記リンクをご覧ください。
 ▼Symantec NetBackup(TM) プラットフォーム ホームページ
 http://www.symantec.com/ja/jp/business/products/family.jsp?familyid=netbackup


<商標注記>
 Symantec、NetBackupは、Symantec Corporationまたは関連会社の米国およびその他の国における商標または登録商標およびサービスマークです。
 その他、記載の会社名、製品名はそれぞれの会社の商標または登録商標です。


以上

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