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帝人エンジニアリング、ハンドの交換が不要な産業ロボット用「てるぷよハンド」を本格展開

2012-10-06

ロボットハンドの交換・調整が不要
産業ロボット用ハンド「てるぷよハンド(TM)」の展開について



 帝人エンジニアリング株式会社(本社:大阪市中央区、社長:松田 勉)は、掴む対象物の形状が変わっても、ハンドを交換することなく、しっかり掴むことができる新発想の産業ロボット用ハンドを開発し、限定的な販売を行ってきましたが、このたび「てるぷよハンド」として本格的に展開することとしました。
 「てるぷよハンド」は、製品や部品の工程間搬送を行う産業ロボット用ハンドとして開発したもので、搬送する製品や部品の形状が異なる場合でも、ハンドの交換や調整をせずに生産を継続することができるため、銘柄変更などによるロスを解消し、生産ラインの効率化を図ることができます。
 帝人エンジニアリングでは、10月3日から5日にインテックス大阪で開催される機械要素技術展に「てるぷよハンド」を初出展し、今後「てるぷよハンド」を組み入れた生産工程の設計・開発や、既存生産ラインの効率化など、お客様のニーズに合った最適かつ有効なソリューションをトータルに提案していきます。
 また、今後とも長年培ってきた高度なエンジニアリング技術を基盤とした、エンジニアリング技術の提案、商品を提供していきます。


1.構造と原理
 「てるぷよハンド」は、粒形物の入った内袋と、内袋を覆う外袋の二重構造となった袋を、対象物の形状に馴染ませた後、そのままの状態で内袋の空気を抜き、真空にすることで硬化させて対象物を固定します。そのため、どんな形状の対象物でもしっかり掴むことができます。


 ※イメージ図、参考画像は添付の関連資料を参照


2.特長
(1)ハンドの交換が不要
 従来の金属や樹脂製のハンドでは、生産ラインの対象物の形状を変更する場合、対象物の形状に合わせたハンドの交換が必要でしたが、「てるぷよハンド」はどんな形の対象物にも馴染み、しっかり掴めるため、形状変更によるハンド交換時間が不要となります。

(2)ロボットへの教示時間を大幅削減
 ロボットに把持、搬送などの動作をさせるためには、最初に所定の位置や姿勢をロボットに覚えさせる教示作業を行いますが、「てるぷよハンド」は対象物を掴む位置決めの許容範囲が広いため、ロボットへの教示時間を大幅に削減できます。

(3)やさしく馴染んで損傷を防止
 従来の金属や樹脂製のハンドの部分接触とは異なり、繊維の袋を柔らかい状態で対象物にやさしく馴染ませて、全面接触で掴むため、対象物の表面に傷が付きにくく、損傷の発生を防止します。

(4)対象物の特性に応じた外袋素材を提案
 高強力・高弾性率を有するパラ系アラミド繊維テクノ―ラ」、耐熱性に優れるメタ系アラミド繊維「コーネックス」、すべりにくくグリップ力に優れた人工皮革「コードレ」など、帝人グループならではの高機能繊維を活用することにより、対象物の特性に応じた外袋の素材を提案し、お客様の課題に応じたソリューションを提供することができます。


 ※図入りの特長は添付の関連資料を参照


3.売上目標
 2015年度 3億円

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