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グンゼ、台湾企業と透過型静電容量方式タッチパネルの合弁会社を設立
透過型静電容量方式タッチパネル 生産キャパ増強を目的とした合弁会社設立について
本日、一部報道がありましたが、グンゼ株式会社(本社:大阪市北区、社長:平田弘)とCoretronic社(本社:台湾新竹市、董事長:Wade Chang)のグループ会社Young Lighting社は、タッチパネル製造の合弁会社を設立することで合意しましたので、ご報告申し上げます。この合弁会社設立は、透過型静電容量方式タッチパネルの生産増強の一環です。
なおグンゼグループ全体としては、透過型静電容量方式タッチパネルの組立能力を、2011年12月迄に、現在の約10倍である月産60万枚(10インチ換算)まで引き上げる計画です。
記
1.設立の目的
(1)2007 年の“iPhone”発売以降、タッチパネル市場は急激に成長しており、また2010年の“i−Pad”発売により、タッチパネル機能を付加したタブレット型端末の市場も急激に拡大していくものと予測されています。
(2)グンゼは中大型サイズ(10インチ前後)の量産対応の実績があり、タブレット型端末の引き合いが急増しており、ユーザーの需要に対応するためには、生産体制の増強が必要であると判断しました。
(3)透過型静電容量方式タッチパネルの生産キャパを増強させるため、自社での設備増強のみならず、パートナーとのコラボレーションを含むグローバルネットワークの構築を進めてまいります。
(4)パートナーであるYoung Lighting 社は、液晶バックライトの世界最大手であるCoretronic社のグループ会社であり、バックライトの薄型化等の高い技術を有しており、グンゼのタッチパネル技術と融合することで、競争力の高い商品の提供が可能と判断しました。
2.透過型静電容量方式タッチパネルの増産体制
(1)透過型静電容量方式タッチパネルへの旺盛な需要に対応するため、合弁会社設立に加え、「Group Sense Ltd」(香港/会長 Samson Tam)との合弁子会社で、中国にて電子部品事業を行っている「Dong Guan Guan Zhi Electronics Ltd.」(董事長:引原博正)への増資などにより、川下工程(印刷、組立)の生産増強を行います。
(2)川上工程(コーティング、スパッタ工程)についても、早急に生産増強を行えるよう検討しております。
3.合弁会社の100%中国子会社概要
(1)商 号:YLG Optotech Limited(揚郡光電(廣州)有限公司)
(2)所在地:2F,No.2,Guoyuan 1st Road,EastZone,Guangzhou Economic and
Technological Development Zone,Guangdong Province,China
(中國廣東省廣州經濟技術開發區東區果園一路2號二樓)
(3)資本金 :6,000千US$
(4)出資比率:Young Lighting社 51%
グンゼ株式会社 49%
(5)設立予定日:2010年12月予定(操業開始予定:2011年3月)
4.業績への影響
今期の業績に与える影響はありません
以 上
※会社概要は添付の関連資料を参照