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ビデオリサーチインタラクティブ、五輪期間中のスマホのソーシャルメディア利用動向を発表
五輪期間中のiPhoneユーザーの主要ソーシャルメディア利用率は、毎時平均で13.5%。
男女サッカーなど注目度の高かった競技時間帯周辺で活発だった点を検証。
インターネット利用状況を調査している株式会社ビデオリサーチインタラクティブ(本社:東京都千代田区、社長:五十嵐 達(いがらし とおる)は、スマートフォンによるインターネット視聴データサービス「Smart M3(iPhoneユーザー版)」の結果を中心に、この夏のロンドンオリンピック開催期間中のスマートフォンユーザーのソーシャルメディア利用動向をまとめました。
<調査結果より>
この夏のロンドンオリンピックは、FacebookやTwitterなどのソーシャルメディアが本格的に浸透してはじめての開催ということもあり、「ソーシャリンピック」とも称されました。併せて、スマートフォンの普及に伴い、テレビ観戦しながらソーシャルメディア上で感動や体験を共有する「ソーシャルビューイング」という新たな視聴スタイルも育まれています。
そこで今回は、オリンピック開催期間中におけるiPhoneユーザーのソーシャルメディア利用状況を中心に取りまとめました。
●iPhoneユーザーにおける開催期間(サッカー予選が開会式前にあったため7/25〜8/12と設定)中の1時間当たりのスマートフォン平均利用率は37.1%であり、開催前4週間平均(35.1%)を2ポイントほど上回る結果になった。<図表1>
これを主要ソーシャル系サービス(便宜上、[Facebook][Twitter][LINE]の3サービス)の利用に絞ってみると、1時間当たりの平均利用率は13.5%であり、前4週間平均との差は、スマートフォン利用率と同様に2ポイント増となった。相対的に21時台と0時台で利用が活発化しているのがわかる。<図表2>
また、デイリーで一日に一度でも主要ソーシャル系サービスを利用した割合をみると、開催期間の平均は76.4%と、開催前4週間平均(71.2%)を5ポイント上回り、特に8/10(金)の利用率は80%に至る。<図表3>
このように、ソーシャルメディア利用の活発化がスマートフォン自体の利用活発化の要因になったと言えるでしょう。
●iPhoneユーザーにおいて、開催期間を通してソーシャル系サービスの利用率が目立って上昇した時間帯を抽出すると、男女サッカーや今大会日本勢初の金メダル獲得となった女子柔道57kg級の競技時間を中心とした時間帯で活発だったことがわかった。<図表4>
●最後に、9月末にリリースする「SmartPhone Contents Report(vol.03)」の付帯調査にて、開催期間中にソーシャルビューイングや動画視聴などのインターネット行動を行ったかを問うと、全体の4割以上はデバイスを問わず何らかのアクションを行ったとしており、特にスマートフォンとタブレット端末を両方持っているユーザーでおしなべて活発な傾向にあることがわかった。<図表5>
スマートデバイスがさらに普及し、ソーシャルメディアが成熟するであろう次のオリンピックはどのような様相をみせるのでしょうか?それとも新たなデバイスやメディアが登場しているのでしょうか?未来を予見するためにも、当社では「イマ」をしっかりと見つめていくつもりです。
※以下、図表1〜図表5と調査概要などリリースの詳細は添付の関連資料を参照