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モリテックス、寸法計測などの画像処理に最適なシルエット検査用平行光照明レンズを発売
モリテックス シルエット検査用平行光照明レンズ「MTI−78」を発売
− 平行光を利用した寸法計測、精度測定の画像処理に最適 −
マシンビジョンと画像関連機器メーカーの株式会社モリテックス(本社:東京都豊島区、代表取締役社長:松岡昇、証券コード:7714)は、この度、シルエット検査用平行光照明レンズ「MTI−78」を平成24年9月中旬より発売いたします。
「MTI−78」はテレセントリック光学系(※)を用いた平行光照明用レンズで、レンズ後方から入射した照明光を平行光として出射します。向かい側に撮像用のテレセントリックレンズを配置し、中間に撮像物を置くことで精度の高いシルエット像を撮像することができ、精密部品の寸法計測や精度測定を画像処理で行う際に威力を発揮します。
モリテックスでは、本製品を、日本国内、韓国、台湾などのアジア地域はモリテックスの販路をつかって販売し、欧米では、親会社であるSCHOTT(ショット)グループの販売網を活用、中国においては両社の販路を利用して販売していく計画です。
モリテックスでは、半導体製造装置や液晶製造装置、電子部品実装機、工場のライン監視、製造ラインなどの画像処理関連分野向けに、光源装置や光ファイバライトガイド、マシンマイクロレンズ(MML)、CCTVレンズ、LED照明装置、CCDカメラなどの光学系部品を組み合わせたマシンビジョンシステムを販売し、広く産業界で利用されております。
今回開発した「MTI−78」は、モリテックスが長年マシンビジョン用レンズで培ってきたテレセントリック光学系の技術を照明用に展開したものです。「MTI−78」の後方から入射した光は、テレセントリックレンズを通って平行光として前面から出射されます。向かい側に置いた撮像用テレセントリックレンズに前面から均一に平行な照明光が入射されることから、中間点に置かれた撮像物を高精度にシルエット画像として撮像することが可能となり、自動車部品、電子部品、医療用包装の寸法計測や精密備品などの精度測定に用いることができます。従来投影機で行っていた検査を、画像処理で行う場合に本製品は最適です。
使用する照明やレンズは、モリテックスの豊富な照明やMMLシリーズのラインナップから選定することができ、対象物に合わせたカスタマイズでユーザーニーズを満たします。
モリテックスは、レンズ・照明・カメラを組み合わせたマシンビジョンシステムのリーディングカンパニーとして、本製品を投影機の置き換え用途などを中心に平行光照明を必要とするメーカーへ、親会社であるSCHOTTグループと共同で世界に向けて積極的に販売してまいります。
※:主光線を光軸と平行にした光学系
■「MTI−78」の特徴
・テレセントリック光学系を用いて平行光を出射
・照明ムラを極限まで低減した光学設計
・可変絞りを採用し、光量調整が可能
・モリテックスの豊富な照明、レンズラインナップから撮像物に合わせた照明とレンズの選定が可能
・投影機で行っていたシルエット検査用を自動化する際の画像処理用照明に最適
■「MTI−78」の用途
・自動車部品寸法計測用
・電子部品寸法計測用
・医料品包装寸法計測用
・精密部品の精度測定用
・投影機の自動化置き換え用
■「MTI−78」の仕様
*添付の関連資料「仕様」を参照
■「MTI−78」製品写真
*添付の関連資料「製品写真」を参照
■定価:オープン価格
■販売目標:発売開始後1年で50台
※本製品の発売による平成24年9月期業績に与える影響は織り込み済みです。
以上