イマコト

最新の記事から注目のキーワードをピックアップ!

Article Detail

SCSK、クラウド型開発環境サービス「PrimeCloud for Developers」を提供

2012-09-15

クラウド型開発環境サービス「PrimeCloud for Developers」を提供開始
三井住友海上火災保険とあいおいニッセイ同和損害保険のシステム開発プロジェクトに採用〜


 SCSK株式会社(本社:東京都江東区、代表取締役社長:中井戸 信英、以下SCSK)は、システム開発プロジェクトの管理に必要な機能を実装したプロジェクト管理環境およびサーバリソースをオンデマンドで簡単に調達できる機能を併せ持ったクラウド型開発環境サービス「PrimeCloud for Developers(プライムクラウド フォー デベロッパーズ)」を、2012年9月より提供を開始しました。

 なお、本サービスの一部(プロジェクト管理環境)は、先行してMS&ADシステムズ株式会社(本社:東京都杉並区、代表取締役社長:岡崎俊秀、以下MS&ADシステムズ)が取り組んでいるシステム開発プロジェクトにおいて採用されています。


1.背景
 昨今、多くの企業が、新たなサービス提供基盤としてクラウド環境の積極的な活用を開始しており、所有から利用への流れはさらに加速する傾向にあります。システム開発プロジェクトにおいても、必要に応じて柔軟に開発環境を整備することが求められています。また、プロジェクトを効率的に運営する上で、プロジェクト内の情報共有や、開発状況を一元的に把握できる環境が求められてきました。SCSKでは、このようなニーズに応えるべく、クラウドの特徴である冗長性、リソース導入の簡易性を最大限に活かしたクラウド型の開発環境サービスを整備し、「PrimeCloud for Developers」として提供することとなりました。なお、本サービスは、SCSK社内における開発の環境標準として利用されております。


2.概要・特長
 「PrimeCloud for Developers」では、以下の2つのサービスを提供します。

(1)プロジェクト管理環境
 チケットによるタスク管理、進捗管理、ファイル共有など、プロジェクトに関する情報を一元管理できるプロジェクト管理環境をインターネット経由で提供します。本サービスでは、オープンソースソフトウェアである「Redmine(レッドマイン)」、ならびにワールドワイドに展開され多くの企業に採用実績のあるアマゾン ウェブ サービス(以下AWS)を採用しております。

〔1〕プロジェクトの見える化を実現
 チケットによるタスク管理により、進捗状況や予実管理をガントチャートで表示できるため、プロジェクトの効率的な運営が可能です。各メンバーがWeb のUI(User Interface)上から入力したプロジェクトの生の情報を、ガントチャートや一覧表示機能により、リアルタイムで表示できます。プロジェクトの管理者は、リアルタイムで進捗状況や予実状況を一元的に把握できるため、プロジェクトの効率的な運営が可能です。また、それらのデータをファイルに出力し、レポート作成に活用することも可能です。

〔2〕離れた拠点間で容易な情報連携
 複数拠点間で同一環境にアクセスできるため、離れた開発拠点や複数ベンダーが参画するプロジェクトにおいて、プロジェクトの管理情報の一元化や情報共有が容易になります。

〔3〕導入から運用・サポートまでトータルで提供
 「Redmine」の導入、インフラ環境、運用、サポートまでをトータルで提供します。サービス型での提供のため、大規模プロジェクトにおいても、運用を気にすることなく、プロジェクト管理環境を利用できます。

〔4〕セキュリティの確保
 SCSK、株式会社電通国際情報サービス、および株式会社野村総合研究所の3社が共同で作成した「金融機関向け『Amazon Web Services』対応セキュリティリファレンス」を活用し、AWSをはじめサービス全体のセキュリティ評価を行っています。AWSが提供するセキュリティ機能に加え、アプリケーションレベルにおいても、ユーザ単位の接続制限やセキュリティソフトの導入を実施し、セキュリティレベルをさらに向上させています。


(2)ハイブリッドクラウド開発環境
 開発環境に必要なサーバリソースを、SCSKのクラウド管理ソリューション「PrimeCloud Controller(プライムクラウドコントローラ)」を通して、簡単・迅速に調達することができる「PrimeCloud for Developers」のサービスです。

〔1〕オンデマンドで環境を自動構築
 GUI(Graphical User Interface)の簡単な操作で、サーバスペック、OS、ミドルウェアを自由に組み合わせた環境を選択するだけで、監視も含め、約20 分で開発環境を自動構築できます。短時間で環境を自動構築できるため、開発や検証に入るまでの期間を大幅に短縮可能です。また、必要なリソースを必要な期間、必要な分だけ調達することができるため、コストの最適化を実現することができます。

〔2〕複数のクラウドサービスに対応
 SCSKのUSiZEシェアードモデルやUSiZE パブリッククラウドモデル(AWS)などさまざまなクラウドの中から、開発の要件や条件に合った最適な環境を選択できます。

〔3〕SCSKの40年以上のシステム開発ノウハウを結集
 SCSKでは、システムの標準化や開発標準の策定を継続的に進めております。本サービスは、そのノウハウを活かし、社内に展開していたサービスを提供いたします。


3.サービスメニュー・価格

 ※添付の関連資料を参照


4.サービスの紹介サイト
 詳細は、下記サイトをご確認ください。
 https://www.heartil.jp/servicelist/cate/PrimeCloud-for-Developers


5.販売目標
 2014年3月までに利用社数35社


6.本サービスにおける先行導入事例について(MS&ADシステムズ)
 MS&ADシステムズは、三井住友海上火災損害保険株式会社とあいおいニッセイ同和損害保険株式会社のシステム統合プロジェクトに取り組んでいますが、社内外の投入要員増加や個別プロジェクトの管理複雑化に対応するため、プロジェクトを統合的に管理できる専用の情報共有ツールを、当該プロジェクト期間限定で、かつ廉価に導入したいと考えていました。
 ツール検討の結果、同社はSCSKが「Redmine」を利用した開発、運用体制のノウハウを有していること、アプリケーションのカスタマイズ、インフラ構築・運用、開発環境サービス提供全般に係るサポートまでをトータルで提供可能であること、AWSをはじめとしたクラウド環境の豊富な実績などを評価し、クラウド型プロジェクト管理環境の採用を決定しました。このプロジェクト管理環境は、オープンソースソフトウェア「Redmine」をカスタマイズしており、最大5,000名の利用ユーザに対応しています。なお、AWS上で「Redmine」を稼働させる事例としては、比較的大規模な事例となります。


【MS&ADシステムズ システムご担当者様からのコメント】
 「プロジェクト管理ツールを選定する際に考慮したことは、有期かつ大人数が関わるという特性を踏まえ、いかにコストを抑えスピーディーに導入するかでした。その観点から、基盤としてAWS、管理ツールとしてオープンソース「Redmine」を活用することで、ユーザ数に依存しない月額固定料金を低廉に提供するSCSKのサービスは我々にとって十分に魅力あるものでした。また、初期導入時のマニュアル提供や研修・教育支援、カスタマイズなど保守サポートも柔軟かつ迅速に対応いただきました。」


以上


※アマゾン ウェブ サービス、Amazon Web Services、および Amazon Web Services ロゴは、Amazon.com, Inc.またはその関連会社の商標です。

※記載された内容は発表日現在の情報です。また、文中に記載された会社名および製品名などは該当する各社の登録商標または商標です。

Related Contents

関連書籍

  • 死ぬまでに行きたい! 世界の絶景

    死ぬまでに行きたい! 世界の絶景

    詩歩2013-07-31

    Amazon Kindle版
  • 星空風景 (SKYSCAPE PHOTOBOOK)

    星空風景 (SKYSCAPE PHOTOBOOK)

    前田 徳彦2014-09-02

    Amazon Kindle版
  • ロンドン写真集 (撮影数100):ヨーロッパシリーズ1

    ロンドン写真集 (撮影数100):ヨーロッパシリーズ1

    大久保 明2014-08-12

    Amazon Kindle版
  • BLUE MOMENT

    BLUE MOMENT

    吉村 和敏2007-12-13

    Amazon Kindle版