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コニカミノルタ、オールインワンテキスタイルプリンター「Nassenger PRO60」を発売
オールインワンテキスタイルプリンター『Nassenger PRO60』新発売
多品種・少量生産に最適のデジタル捺染システム普及モデル
※製品画像は添付の関連資料を参照
コニカミノルタIJ株式会社(本社 東京都日野市、社長:大野 彰得、以下コニカミノルタ)は、巻出し・プリント・乾燥・巻取機能が一体となった、オールインワン本格テキスタイルプリンター『Nassenger PRO60(ナッセンジャープロ 60)』を10月より発売いたします。
近年、世界のテキスタイル捺染市場では、単一品種向きの伝統的スクリーン捺染生産方式から、販売現場のニーズに迅速に対応するオンデマンド・多品種生産向きのデジタル捺染生産方式が主流になりつつあります。デジタル捺染は、環境負荷の低減や流通在庫の削減など、環境・流通面でのメリットに加え、デジタル方式ならではのグラデーション・細線表現をはじめ、従来の技術では困難だったデザイン表現を可能とし、最終製品に新しい付加価値を提供しています。
『Nassenger PRO60』は、インクジェットテキスタイルプリンター普及モデルとして、最高プリントスピード 毎時60m2を達成し、サンプルの作成や少量生産に最適です。水系・独立駆動方式の新開発インクジェットヘッド搭載により、スピード性能と環境性能が大幅に向上しました。巻出し・プリント・乾燥・巻取機能が一体となったオールインワン機として、スペースの限られた生産現場への設置自由度を確保しています。また、インクジェットテキスタイルプリンターとして初の9色インクに対応し(*1)、多様なインクを用意することで、アパレル製品が求めるデザイン・素材の豊かなバリエーション作りをサポートします。
コニカミノルタは、2011年9月に世界最大の繊維機械見本市「ITMA2011」で『Nassenger PRO60』を出展し、海外で先行販売を開始しました。すでにイタリア、トルコ、インドなどの世界の主要なテキスタイル産地で導入が進んでいます。
インクジェット捺染プリントシステムは、従来のスクリーン捺染プリントシステムに比較して、消費電力を節約してCO2排出量を大幅に低減するだけでなく、廃棄物や使用する水資源の量も削減します。 また、ナッセンジャー用水系テキスタイルインクは、堅牢度が高く、繰り返し洗濯に強いことを特長とする高性能インクであるとともに、各種安全性試験を実施し、人体への安全性を確認したものです。
コニカミノルタのインクジェット捺染プリントシステムは、地球環境に配慮したテキスタイルプリント技術としてグローバルに様々なアパレル製品で活用されています。『Nassenger PRO60』をラインナップに加えることで、お客さまのインクジェットテキスタイルプリンター導入を容易にし、最終製品の企画・生産の一層のスピードアップを支援していきます。
*1 2012年9月12日現在。コニカミノルタ調べ。
<『Nassenger PRO60』の主な特長>
1.水系・独立駆動方式の新開発インクジェットヘッド搭載により、スピード性能と環境性能を大幅に向上
2.最高プリントスピード 毎時60m2で多品種・少量生産に最適。
3.巻出し・プリント・乾燥・巻取機能が一体となったオールインワンモデル。
4.最大プリント幅 1850mm、布厚 10mmまで対応。
5.インクジェットテキスタイルプリンターとして初の9色インク対応。
6.反応性染料インク、酸性インク、分散インク(*2)を用意。
*2 酸性インク、分散インクは順次発売予定
<『Nassenger PRO60』の主な仕様>
※添付の関連資料「主な仕様」を参照
ここに記載の内容、仕様および外観は都合により予告なしに変更する場合があります。
【関連リンク】
ナッセンジャーPRO 60
http://www.konicaminolta.jp/inkjethead/products/textile_printers/nassenger_pro60/