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日立建機、人の両腕のように複雑な作業にも対応できる双腕仕様機「アスタコNEO」を発売
−油圧ショベルの歴史を変える、ロボット化への挑戦!−
日立建機、双腕仕様機アスタコNEOを発売
日立建機株式会社(社長:辻本 雄一)は、双腕仕様機ZX135TF−3(呼称:アスタコNEO〔ネオ〕)を9月14日から発売します。
アスタコNEOは、ベースとなる13t級油圧ショベルと同等のパワーを持つ主腕と、それを補助する副腕の組み合わせにより、単に2つのアタッチメントを同時に使用できるだけでなく、主腕でつかんだ対象物を副腕で切るなど、人の両腕のように、より複雑な作業にも対応することができ、まさに、油圧ショベルの歴史を変えるロボット化への挑戦といえます。この双腕仕様機を使用することにより、今まで複数の重機を用いて、あるいは人手作業に頼っていた産業廃棄物の中間処理作業など、複雑な仕分け作業を、安全かつ効率的に行えるようになります。
アスタコNEOは、独立行政法人 新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の委託を受け、日立建機が2011年3月に開発した双腕仕様機で、これまでプロトタイプ機を用いたユーザーテストを通して、製品化へ向けた事前評価を行ってきましたが、このたび、正式に発売の運びとなりました。
生まれたばかりのアスタコNEOの活用方法はお客様のアイデア次第で、将来に向けて無限大の可能性を秘めています。
<主な特長>
1.安全性向上
・今まで人手作業に頼っていた産業廃棄物の中間処理作業など、複雑な仕分け作業に対して、機械化が図れます。
2.作業効率向上
・対象物を機械で所定場所までハンドリングし、人手による加工作業を行った後、再び機械で戻すような作業に対して、副腕に適応するアタッチメントを用いることで、機械だけで一連の作業が行えるようになります。
3.経費削減
・重量物ハンドリング用と細かい作業用の2台の重機を使用していた作業に対して、アスタコNEOで置き換えられれば、2台分の維持費が1台分で済みます。
4.省スペース
・作業スペースが限られた現場においても、1台分のスペースさえあれば、2つのアタッチメントを用いた作業を行うことができます。
5.多様な作業が可能
・2つのアタッチメントが必要な作業や、片方で支えて他方で切る、あるいは片方で押さえて他方でつまみ出すなど、様々な作業に対応することができます。
※主な仕様・製品画像は、添付の関連資料を参照
以上