日本ＴＩ、幅広い製品の精度向上・コスト低減を実現する電流シャント・モニター４品を発表

日本ＴＩ、業界をリードするシャント・モニタ４新製品を発表
製品ラインナップをさらに強化

広範な製品の精度向上、基板実装面積とシステム・コストの低減を可能に


　日本テキサス・インスツルメンツは、４つの新製品を追加し、業界をリードする電流シャント・モニタの製品ラインナップをさらに強化したと発表しました。新製品は電源電流、電圧、電力値をモニタし、精度の向上、基板実装面積とＢＯＭコストの低減を可能にします。
　発表されたのは『ＩＮＡ３２２１』、『ＩＮＡ２８２』、『ＩＮＡ２２３』、『ＬＭＰ８４８０』の４つの新製品で、用途はスマートフォン、タブレット、コンピュータ、サーバーからパワー・マネジメント・デバイス、バッテリー充電器、さらに産業用、通信、試験機器まで、広い範囲にわたっています。製品に関する情報は、http://www.tij.co.jp/currentshunt-pr-jp　から参照できます。


＜製品の主な特長＞

　『ＩＮＡ３２２１』：Ｉ２Ｃインターフェイス付き　３チャネル内蔵シャント／バス電圧モニタ
　　・業界初のデジタル・インターフェイス付きの３チャネル内蔵デバイスで、３本の異なる電圧のモニタ機能を実現し、電圧レールごとの個別デバイスの配置を不要に
　　・オフセット電圧は８０μＶ（最大値）、ゲイン誤差は０．５％で、ノートＰＣ、デスクトップＰＣ、基地局、サーバーなどの最終製品の高精度電流測定と過電流検出を実現

　『ＩＮＡ２８２』：同相モード範囲の広い双方向、高精度電流シャント・モニタ
　　・７０μＶ（最大値）のオフセット電圧、低いゲイン誤差により、小型シャント抵抗の使用が可能なことから、消費電力、基板実装面積、ＢＯＭコストの低減を実現
　　・−１４Ｖ〜＋８０Ｖと広い同相電圧範囲と１２０ｄＢと高い同相除去比（ＣＭＲＲ）という特長に加え、複数のゲイン・オプションに対して低オフセット電圧を提供できる業界初のデバイスで、産業用システム電源、通信機器電源システムなどの高電圧機器の精度を向上

　『ＩＮＡ２２３』：アナログ出力の電流シャント／電圧／瞬間電力モニタ
　　・複数のアナログ出力を提供する業界初の電流シャント・デバイスで、多重化電流、電圧、瞬間電力値を提供し、基板実装面積とＢＯＭコストを低減
　　・２０倍、１２８倍および３００倍のプログラマブル・ゲインにより、検出用部品の切り換えなしに、広範囲にわたる動的な電流負荷動作を可能にしており、ノートＰＣ、携帯電話、タブレットなどの高精度製品の応答時間と精度を向上

　『ＬＭＰ８４８０』：電圧出力付きハイサイド高精度電流検出アンプ
　　・同相電圧範囲が４Ｖ〜７６Ｖ、電源電圧範囲が４．５Ｖ〜７６Ｖと広く、モニタ対象製品と同一の電圧ノードからの給電が可能で、システム・コストを低減
　　・オフセット電圧が２６５μＶと入力同等製品に比べ５０％も低く、通信、自動車、太陽電池のモニタなどの高精度アプリケーションで検出精度を向上


　システム管理ソリューション設計の際には、『ＩＮＡ３２２１』、『ＩＮＡ２８２』、『ＩＮＡ２２３』、『ＬＭＰ８４８０』の各電流シャント・モニタと組み合わせ、ＴＩのＯＭＡＰ（ＴＭ）プロセッサ、Ｓｔｅｌｌａｒｉｓ（Ｒ）　ＡＲＭ（Ｒ）　Ｃｏｒｔｅｘ（ＴＭ）−Ｍマイコン、『ＬＭ７５Ａ』、『ＴＭＰ７５』　温度センサ、『ＡＭＣ７８１２』、『ＬＭＰ９２００１』などのＡ／Ｄ、Ｄ／Ａコンバータを使用することができます。


＜ツールとサポート＞
　各デバイスの迅速な評価を可能にする評価モジュール（ＥＶＭ）、ＩＢＩＳモデル、ＳＰＩＣＥモデルを供給中です。

　『ＩＮＡ３２２１』：
　　・ＥＶＭ　（参考価格７５ドル）
　　・ＩＢＩＳモデル

　『ＩＮＡ２８２』：
　　・ＥＶＭ　（参考価格４９ドル）
　　・ＳＰＩＣＥモデル

　『ＩＮＡ２２３』：
　　・ＥＶＭ　（参考価格７５ドル）
　　・ＩＢＩＳモデル

　『ＬＭＰ８４８０』：
　　・ＥＶＭ　（参考価格４９ドル）
　　・ＳＰＩＣＥモデル


＜パッケージ、供給、価格＞
　今回発表された新型電流シャント・モニタ製品は、サンプル入手とご注文が可能です。パッケージと１，０００個受注時の単価（参考価格）は：
　　・『ＩＮＡ３２２１』：　４ｍｍ角の１６ピンＱＦＮパッケージ、１．８５ドル
　　　　http://www.tij.co.jp/product/jp/ina3221?DCMP=analog_signalchain_mr&HQS=ina3221-pr-jp
　　・『ＩＮＡ２８２』：４．９ｍｍ×６ｍｍの８ピンＳＯＩＣパッケージ、１．２５ドル
　　　　http://www.tij.co.jp/product/jp/ina282?DCMP=analog_signalchain_mr&HQS=ina282-pr-jp
　　・『ＩＮＡ２２３』：２．５ｍｍ角の１０ピンＳＯＮパッケージ、１．１５ドル
　　　　http://www.tij.co.jp/product/jp/ina223?DCMP=analog_signalchain_mr&HQS=ina223-pr-jp
　　・『ＬＭＰ８４８０』：４．９ｍｍ×３．０−ｍｍの８ピンＭＳＯＰパッケージ、１．１０ドル
　　　　http://www.tij.co.jp/product/jp/lmp8480?DCMP=analog_signalchain_mr&HQS=lmp8480-pr-jp


＜『ＩＮＡ３２２１』、『ＩＮＡ２８２』、『ＩＮＡ２２３』、『ＬＭＰ８４８０』の特性表＞

　※添付の関連資料を参照


　ＴＩの電流シャント・モニタ・ラインナップ製品についての詳細は、以下から参照できます。

　　・『ＩＮＡ３２２１』のサンプル、ＩＢＩＳモデル、ＥＶＭのご注文
　　　http://www.tij.co.jp/product/jp/ina3221?DCMP=analog_signalchain_mr&HQS=ina3221samples-pr#samplebuy
　　・『ＩＮＡ２８２』のサンプル、ＳＰＩＣＥモデル、ＥＶＭのご注文
　　　http://www.tij.co.jp/product/jp/ina282?DCMP=analog_signalchain_mr&HQS=ina282samples-pr#samplebuy
　　・『ＩＮＡ２２３』のサンプル、ＳＰＩＣＥモデル、ＥＶＭのご注文
　　　http://www.tij.co.jp/product/jp/ina223?DCMP=analog_signalchain_mr&HQS=ina223samples-pr#samplebuy
　　・『ＬＭＰ８４８０』のサンプル、ＳＰＩＣＥモデル、ＥＶＭのご注文
　　　http://www.tij.co.jp/product/jp/lmp8480?DCMP=analog_signalchain_mr&HQS=lmp8480samples-pr#samplebuy
　　・ＴＩの電流シャント・モニタ製品ポートフォリオ
　　　http://focus.tij.co.jp/jp/paramsearch/docs/parametricsearch.tsp?family=analog&familyId=426&uiTemplateId=NODE_STRY_PGE_T


※ＳｔｅｌｌａｒｉｓはＴｅｘａｓ　Ｉｎｓｔｒｕｍｅｎｔｓの登録商標です。ＯＭＡＰはＴｅｘａｓ　Ｉｎｓｔｒｕｍｅｎｔｓの商標です。その他すべての商標および登録商標はそれぞれの所有者に帰属します。


　＊製品画像は添付の関連資料を参照


＜テキサス・インスツルメンツおよび日本テキサス・インスツルメンツについて＞

　テキサス・インスツルメンツ（本社：米国テキサス州ダラス、会長、社長兼ＣＥＯ：リッチ・テンプルトン、略称：ＴＩ）は、世界を「もっと便利に、安全に、環境にやさしく、健やかに、そしてもっと楽しく」する可能性を広げるため、半導体の技術革新を通じて９万社にのぼるお客様を支援しています。当社は「より良い未来を築く」という責務を果たすことを念頭に、半導体製品の製造から当社従業員への対応、地域貢献にいたるまでの全ての活動にあたっています。
　当社の情報はホームページ（http://www.tij.co.jp）をご参照ください。

　日本テキサス・インスツルメンツ（本社：東京都新宿区、社長：和田健治、略称：日本ＴＩ）は、テキサス・インスツルメンツの子会社で日本市場における外資系半導体サプライヤです。当社に関する詳細はホームページ（http://www.tij.co.jp）をご参照ください。


＜読者向けお問い合わせ先＞
　日本テキサス・インスツルメンツ株式会社
　プロダクト・インフォメーション・センター（ＰＩＣ）
　ＵＲＬ：http://www.tij.co.jp/pic


以上