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IDC Japan、国内ストレージサービス市場動向および予測を発表

2012-09-13

国内ストレージサービス市場動向および予測を発表



 ・年の国内ストレージサービス市場は、プロフェッショナルサービス、保守サービスが共に拡大し、市場全体の売上額は前年比2.6%の増加
 ・売上成長が活発なコンサルティングは、仮想化技術導入によるインフラ環境の変化、運用の効率化、無停止でのシステム更改などのビジネスニーズを背景に拡大
 ・今後、ビッグデータの活用事例に触発された企業内データ運用の見直しやIT運用の効率化などを目指すインフラ改革によってストレージサービスのニーズ拡大が予測される


 IT専門調査会社IDC Japan株式会社(所在地:東京都千代田区九段北1−13−5、代表取締役:竹内正人)は、国内ストレージサービス市場の2011年売上実績と、2016年までの予測を発表しました。これによると、2011年の国内ストレージサービス売上は2,008億3,400万円で、前年比2.6%の増加でした。IDCでは国内ストレージサービス市場の2011年から2016年までの年間平均成長率(CAGR:Compound Annual Growth Rate)を1.4%、2016年の市場規模を2,157億円と予測しています。
 2011年の国内ストレージサービス市場は、プロフェッショナルサービス、保守サービス共に売上を伸ばしました。特に、売上構成比の高い保守サービスの回復がストレージサービス市場全体の売上拡大に貢献しています。保守サービス売上の伸びは、メインフレーム向けサービスの減少をオープン系システム向けのサービスが補う形で達成されたものです。
 一方、プロフェッショナルサービスの分野では、コンサルティングが市場セグメントの中で最も成長率が高い前年比5.7%増となっています。コンサルティング市場規模は小さいので、市場全体の成長率に対する貢献度は高くないものの、2010年からストレージサービスのセグメントの中で最も成長している分野となっており、2011年はさらにその傾向が強まりました。仮想化技術導入によるインフラ環境の変化、運用の効率化/自動化を目指した再構築、無停止でのシステム更改などの要因/ニーズがユーザーにコンサルティングの価値を認めさせていると考えられます。
 今後もユーザーのITリテラシー向上と共にデータ活用シーンは広がり、企業や組織が保有するデータは、その種類、量、共に増え続けると思われます。さらには、ビッグデータの活用にまで踏み込む、大量のデータを保有することになるユーザーも増えるでしょう。そのような状況下でも、ストレージ管理の担当者をデータ量に比例して増員するわけにはいきませんので、現状と大きく変わらない体制で運用を継続するには、ストレージインフラを改革し、管理の効率化を図ることが必要となります。その運用改革を支援するためのストレージサービスの需要はこれからも増えていくと考えられるでしょう。
 IDC Japan ストレージシステムズ リサーチマネージャーの鈴木康介は「2011年の国内ストレージサービス市場は、プロフェッショナルサービス、保守サービス共に堅実な伸びを果たした。ユーザー企業には、ITインフラ全般の運用効率化を図る改革機運があることと、東日本大震災を契機とした事業継続/災害対策の見直しの傾向が強いことなどが成長に寄与したとみられる。今後もストレージ統合、自動化、災害対策強化などの従来からあるストレージインフラ運用改善の動きに加え、ビッグデータの活用事例に触発された企業内データ運用の見直しなどによってストレージサービスのニーズは拡大すると予測される」と分析しています。
 今回の発表はIDCが発行したレポート「国内ストレージサービス市場 2011年の分析と2012年〜2016年の予測」(J12450103)にその詳細が報告されています。本レポートでは、国内ストレージサービス市場を「コンサルティング」「導入/構築サービス」「管理/運用サービス」「保守サービス」の4つのカテゴリに分類し、2011年売上実績調査と、2012年〜2016年の市場予測を行っています。また、ストレージサービスを提供している企業のビジネス傾向については、ストレージベンダー、独立系システムインテグレーターに分類してその特徴を分析すると共に、主要ベンダーのストレージサービスの現状をまとめています。


<参考資料>
 国内ストレージサービス市場 売上実績および予測、2007年〜2016年

 ※添付の関連資料「参考資料」を参照



【IDC社 概要】
 International Data Corporation(IDC)は、ITおよび通信分野に関する調査・分析、アドバイザリーサービス、イベントを提供するグローバル企業です。48年にわたり、IDCは、世界中の企業経営者、IT専門家、機関投資家に、テクノロジー導入や経営戦略策定などの意思決定を行う上で不可欠な、客観的な情報やコンサルティングを提供してきました。
 現在、110か国以上を対象として、1,000人を超えるアナリストが、世界規模、地域別、国別での市場動向の調査・分析および市場予測を行っています。
 IDCは世界をリードするテクノロジーメディア(出版)、調査会社、イベントを擁するIDG(インターナショナル・データ・グループ)の系列会社です。



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 Tel:03−3556−4761
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