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IARシステムズ、ARM9搭載CPUボードでμITRON対応の安価な組込み開発キットを発表
μITRON対応・ARM9搭載・JTAG−ICE付き開発キットが10万円を切る安価で
オプションで量産製品向けソフトウェア開発をサポートするサービスも提供
IAR システムズ株式会社(本社:スウェーデン・ウプサラ市、日本法人:東京都千代田区、代表取締役:上村清史、以下「IAR」)、株式会社アットマークテクノ(本社:北海道札幌市、代表取締役:実吉智裕、以下「アットマークテクノ」)、イー・フォース株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役:與曽井陽一、以下「イー・フォース」)は、ARM9搭載CPUボードとμITRON仕様のリアルタイムOS、統合開発環境を含め、10万円を切る安価な組込み開発キット「Yellow suite.スターターキット」を発表します。
「Yellow suite.スターターキット」には、アットマークテクノ製CPUボード「Armadillo(アルマジロ)−400シリーズ」、イー・フォース製リアルタイムOS「μC3(マイクロシーキューブ)/Standard」、IAR製の統合開発環境「Embedded Workbench for ARM(以下EWARM)」の他、JTAG−ICEも含まれています。ユーザーは購入後すぐに、ミドルウェアの評価やアプリケーション開発、動作テスト等を実施することが可能です。
過去のμITRONソフトウェア資産を活用できるので、開発の効率化に役立ちます。
また、同梱のArmadillo−400シリーズは、−20℃までの環境でも動作するなど産業機器への利用も想定した設計です。試作開発だけでなく量産製造にもそのまま対応可能で、生産にかかるリードタイムの短縮が期待できます。
IARでは、開発環境やソフトウェア部品の提供だけでなく、ユーザーのニーズに応じたソリューション提案を行っており、その一環として、ソリューションパートナー各社と連携し、Yellow suite.スターターキット発売と同時に、デバイスドライバからアプリケーションまでのトータルなソフトウェア開発等、各種サービスの提供を拡充します。
*参考図は添付の関連資料を参照
■Yellow suite.スターターキット
【キット内容】
・Armadillo−400シリーズCPUボード
(Armadillo−460/Armadillo−440/Armadillo−420のいずれか1種類、アットマークテクノ製)
・Armadillo−400シリーズ用JTAG変換ケーブル(アットマークテクノ製)
・JTAG接続ICE「I−jet」(IAR製)
・ARM用統合開発環境「EWARM」(評価版、IAR製)
・μITRON OS「μC3/Standard」(評価版、イー・フォース製)
・TCP/IP プロトコルスタック「μNet3/Standard」(評価版、イー・フォース製)
【製品ラインアップ】
・型番:KSK−ARMADILLO460−PL(Armadillo−460同梱版)価格:79,800円(税込)
・型番:KSK−ARMADILLO440−PL(Armadillo−440同梱版)価格:99,800円(税込)
・型番:KSK−ARMADILLO420−PL(Armadillo−420同梱版)価格:64,800円(税込)
【IAR システムズについて】
IAR システムズ株式会社は、世界で主要な組込み開発メーカーであり、C/C++コンパイラ・デバッガ統合開発環境(IDE)、開発キット、ICE、ステートマシン設計等を組込みシステム向けに幅広く提供しています。
IAR システムズの顧客は、通信、FA、自動車業界等、多岐に渡っております。1983年に創業し、アメリカ、中国、日本、ドイツ、イギリス、フランス、スウェーデン、ブラジルに拠点を持ち、代理店ネットワークを介して世界中に展開しています。IAR システムズは、そのオーナー企業であるIAR Systems Groupを介してNASDAQ OMX ストックホルムに上場しています。
統合開発環境「EWARM」は、評価版がIARのWebサイトに公開されており、誰でも無償でダウンロードして試すことが可能です。日本語化されたマニュアルやヘルプメニューにも用意され、初めてのユーザーにも使いやすいよう配慮されています。
IAR システムズの詳細は、http://www.iar.com/jp/をご覧ください。
【アットマークテクノについて】
株式会社アットマークテクノは、組込み機器向けの小型・省電力CPUボードのメーカーです。主要ブランドとして、ARMプロセッサ搭載の組込みプラットフォーム「Armadillo(アルマジロ)」を開発・提供しています。
Armadilloブランドの製品は、試作・評価用途だけでなく製品化・量産向けにもそのまま利用できることが特長です。中でも「Armadillo−400シリーズ」は、−20℃から+70℃までの動作温度に対応しており、産業用途の組込み機器にも多数の採用実績があります。
アットマークテクノの詳細は、http://www.atmark-techno.com/をご覧ください。
Armadillo−400シリーズの詳細は、http://armadillo.atmark-techno.com/armadillo-400-seriesをご覧ください。
【イー・フォースについて】
イー・フォースは2006年の創業以来ARMコアプロセッサ用の組込みシステム向けソフトウェアを提供しているベンダーです。μITRON仕様のRTOS μC3やコンパクトタイプのTCP/IP スタック μNet3をコア製品とし、Cortex−M0からCortex−A9まで幅広くARMアーキテクチャに対応したソフトウェアを開発しています。
イー・フォースの製品は医療機器、ゲーム機、デジタルカメラ、プリンタ、通信機器、音響機器、スマートグリッド製品など多くの分野で採用されています。詳細情報につきましては、http://www.eforce.co.jpをご覧ください。
※「Armadillo」はアットマークテクノの商標です。
※本文に記載の商品名および会社名は、各社・各団体の商標または登録商標です。