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JFEスチール、建築基礎向け回転貫入鋼管杭「つばさ杭」の適用可能範囲を拡大

2012-09-11

建築基礎向け回転貫入鋼管杭「つばさ杭(R)」の適用可能範囲を拡大


 当社はこのたび、先端翼付き回転貫入鋼管杭「つばさ杭(R)」の商品ラインナップ拡充を目的とした一連の開発により、同商品の適用可能範囲を大幅に拡大しました。

 回転杭工法のパイオニアである「つばさ杭(R)」工法は、鋼管の先端に取り付けた半円状の2枚の平板翼を特徴とし、地盤へのスムースな貫入を実現する回転貫入鋼管杭工法です。無排土、低騒音・低振動、地下水汚染なしを実現する環境にやさしい工法であることに加え、鋼管本体の最大3倍までの直径を持つ先端翼により、大きな押し込み支持力と引き抜き抵抗力が得られることなどが特長です。当社は回転杭工法を1999年に他社に先駆けて市場に投入し、これまでに施工件数550件、施工延長700km、鋼材重量10万トンを超える実績を有しています。

 現行の建築基礎向け「つばさ杭(R)」は、主な適用対象を中径杭(杭直径が概ね318.5mm〜609.6mmの範囲)としておりましたが、お客様からの小径、大径杭への適用要請に応えるため、サイズの拡充と施工性の向上に取り組み、小径サイズ(最小径114.3mm)を追加しました。また、従来の閉端タイプ(写真1)に加え、施工時に土を管内に取り込むことで硬質地盤における大径杭の貫入性を向上させた開端タイプ(写真2)を追加しました。この結果、閉端タイプ・開端タイプともに小径から大径までの範囲(杭直径が114.3mm〜1200mm)について、押し込み支持力性能に関する国土交通大臣認定(*1)を取得しました。

 さらに、全杭径範囲にわたり、押し込み支持力に加え、耐震補強などの観点で昨今社会的要請が高まっている引き抜き抵抗力についても、一般財団法人 日本建築総合試験所の建築技術性能証明(*2)を取得し、設計で大きな引き抜き抵抗力が求められる基礎杭への適用性を向上させました。(表参照)

 今回の「つばさ杭(R)」の建築基礎向け商品ラインナップ拡充により、これまで以上にお客様における設計の自由度が高まり、工費の縮減や工期の短縮につながります。

 当社は今後、土木分野、鉄道分野も含め、環境にやさしく、施工性、経済性に優れる、先端翼付き回転貫入鋼管杭「つばさ杭(R)」の販売促進を通じて社会に貢献してまいります。

(*1)国土交通大臣認定:建築基準法に基づく国土交通大臣認定。建築基準法で指定された工法と異なる工法の使用については、大臣認定の取得が必要となる。

(*2)一般財団法人 日本建築総合試験所の建築技術性能証明 : 国土交通大臣の認定対象外の事項について、性能を評価する仕組み。



 ※参考画像、表・参考資料などは添付の関連資料を参照


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