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横浜ゴム、ベトナムのタイヤ生産販売事業を統合
横浜ゴム、ベトナムのタイヤ生産販売事業を統合へ
横浜ゴム(株)はベトナムでのタイヤ生産販売事業強化の一環として、合弁会社であるヨコハマタイヤ・ベトナム・カンパニー(YTVC)を清算し、横浜ゴム100%出資会社であるヨコハマタイヤ・ベトナム・インク(YTVI)に統合する。これに向け、YTVCの出資会社3社は8月から同社の清算作業に入ることで正式に合意した。
YTVCは、1997年11月に横浜ゴム、現地有力タイヤメーカーであるカスミナ社、三菱商事(株)の合弁会社として設立された。以来、二輪車用、軽トラック用バイアスタイヤの生産販売を続け、カスミナ社、三菱商事の協力・サポートにより、ベトナムにおいてヨコハマブランドの評価を高めてきた。
一方YTVIは、ベトナムのタイヤ需要拡大に対応するため2006年6月に設立した。ホーチミン市近郊のビンジュン省に混合から成形・加硫までを行う一貫生産工場を建設し、2008年2月から二輪車用、軽トラック用、産業車両用バイアスタイヤ及びミニスペアタイヤを生産販売している。
今回の統合によって、横浜ゴムはさらにベトナムでのタイヤ生産販売事業を強化し市場プレゼンスの向上を図ると共に、YTVIを全世界にミニスペアタイヤを供給する拠点として整備・強化していく考え。なお横浜ゴムでは、YTVC清算後もカスミナ社、三菱商事両社と良好な関係を維持していく方針。