昭和シェル石油、万能舶用シリンダー油「Ｓｈｅｌｌ　Ａｌｅｘｉａ　Ｓ４」を発売

「Ｓｈｅｌｌ　Ａｌｅｘｉａ　Ｓ４」（シェル　アレキシヤＳ４）を新発売

―　シェルグループの万能舶用シリンダー油　―



　昭和シェル石油株式会社（東京都港区台場２−３−２　代表取締役社長：新井　純）は、シェルグループの万能舶用シリンダー油“Ｓｈｅｌｌ　Ａｌｅｘｉａ　Ｓ４”の、全国に先駆けた京浜地域における出荷を、９月中旬頃より開始します。
　（なお、世界のシェルグループサービス港では８月１日より順次発売開始）

　“Ｓｈｅｌｌ　Ａｌｅｘｉａ　Ｓ４”はシェルグループにとって、過去１０年間で最も画期的な舶用シリンダー油です。様々な船舶・エンジン機種、燃料油種、エンジン負荷、気候条件（南極・アマゾン川・スエズ運河　等）での使用が可能であり、海域によってシリンダー油を切り替える必要がなくなるほか、減速航海・超減速航海などの厳しい運行状況下でもその性能を発揮します。さらに、お客様は、まったく新しい添加剤配合からなる“Ｓｈｅｌｌ　Ａｌｅｘｉａ　Ｓ４”を使用することで、近年ますます厳しさを増す海運業界の価格競争と排出規制に対し、船舶エンジンのより効果的な保護をはじめ、オイルの消費量・メンテナンス期間と頻度の削減を実現することができます。このことにより、潤滑油オペレーション簡素化とコスト削減が期待できます。

　“Ｓｈｅｌｌ　Ａｌｅｘｉａ　Ｓ４”は、２０年超の研究成果からなるシェルグループ独自の「オイルストレス理論（舶用潤滑油の効能に悪影響を与える要因分析）」を基に開発されました。ハンブルクの研究所で行なわれた、エンジン内の状況（減速航海時）を再現したシミュレーション実験では、シェルグループの現行製品“Ａｌｅｘｉａ　５０”を含む既製品のシリンダー油に比べ２０％程度エンジン内部の摩耗が減少するという結果が得られています。
　また、厳密な条件管理下で行なわれた実船試験プログラム（注１）の結果、硫黄分０．２％〜３．７５％までの留出油（注２）・燃料油を使用しているエンジンでも、広範囲の地域や天候（南極・中東・南米　等）でも使用可能であることが解りました。なお、実船試験を行った９隻の実船のうち１隻は、注油率の３３％削減にも成功しています。

　このように、当社は、“Ｓｈｅｌｌ　Ａｌｅｘｉａ　Ｓ４”の発売を通して、お客様に対してシェルグループの高い技術力を提供し、経済性と環境配慮に優れた、持続性の高い舶用潤滑油ソリューションを提供してまいります。


（注１）お客様・エンジンメーカーのＭＡＮ社／Ｗａｒｔｓｉｌａ社と共同で実施。様々な航海条件で実船を使い２５，０００時間以上かけてテストされました。
（注２）条件１：使用エンジン機種による。条件２：使用できるエンジンであっても概ね１，０００時間程度の運航まで。詳しくは技術担当者までお問い合わせください。


・Ａｌｅｘｉａ　Ｓ４をご使用頂くメリットをご理解頂けるアニメーションはこちら（※英語サイト）：
　http://www.shell.com/home/content/marine_products/alexia/animation/

・その他Ａｌｅｘｉａ　Ｓ４に関する情報はこちら（※英語サイト）：
　http://www.shell.com/home/content/marine_products/alexia/about/



以上