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日本フードサービス協会、7月の外食産業市場動向調査を発表

2012-08-30

2012年07月市場動向調査


【7月度の概況】
<外食市場7月の動向>
●天候不順、五輪開催等の影響で前年を下回る



<全体概況>

 7月は、全体として前年比98.3%と2ヵ月ぶりに前年を下回った。土曜日が前年より1日少なかったことがファーストフード(FF)洋風やファミリーレストラン(FR)等のファミリー層対象の業態に影響したこと、ディナーレストラン(DR)や居酒屋の業態を中心にロンドンオリンピックの開催によりディナー時間帯の「外食控え」がみられたこと、また、居酒屋にとっては金曜が1日少なかったことなどもマイナス要因となった。
 さらに、前半は全国的に昨年より気温が低く、梅雨明けが遅く、真夏の到来が送れたこと、また局地的な大雨等に見舞われた地方もあったなど、天候要因も下向きの圧力となった。


<業態別概況>

■ファーストフード業態
・全体売上高は前年を1.1ポイント下回った。業種別では、洋風は、前月に引き続き値頃感のあるメニューへの注力や夏メニューの販売等で客数を伸ばしたが、土曜が1日少ない影響もあり、客数増のプラス要因が客単価低下のマイナス要因をカバーしきれず、売上高は前年比96.3%となった。
・和風は、一部店舗では昨年の好調に及ばなかったところもあるが、全体的に引き続き価格が高めの季節メニュー・新メニューの投入が奏功し、客単価は前年を上回り、売上高は4.3ポイント増加した。麺類は出店効果等で売上高105.6%と変わらず好調を維持している。
 持ち帰り米飯・回転寿司及びその他は、土曜日数減の影響等で売上高はそれぞれ98.2%、99.5%と前年を下回った。


ファミリーレストラン業態
 全体売上高は前年を1.2ポイント下回った。洋風、和風、中華ともに、天候不順や土曜日数減に加えて、昨年はテレビ等のメディア露出が多く堅調だったこともあり、前年を上回る売り上げにはならなかった。
 だが焼き肉は、食中毒事件や放射性セシウム汚染等の風評被害に苦戦した昨年に比べると、前月に引き続き客数は大きく前年を上回り、売上高も117.7%と飛躍した。


■パブ・居酒屋業態
 全体売上高は7.1ポイント前年を下回った。これまで好調だったパブ・ビヤホールも前年比98.7%となった。天候不順・五輪開催等の影響に加え、金曜日数減もマイナスに作用したようだ。
しかし、スポーツ観戦のできる一部パブ・ビヤホールでは、五輪開催が客足に若干プラスに作用した。


■ディナーレストラン業態
 全体売上高は前年を1.7ポイント下回り、昨年秋以降11カ月ぶりに前年比マイナスとなった。天候不順、五輪開催、金・土曜日数減に加え、昨年6〜7月期には震災の影響で宴会の繰り下げ需要があった事の反動もあると思われる。


■喫茶業態
 時間帯別セットメニューや新商品の投入等で顧客の支持を得たが、月前半は低気温で冷たいドリンク等の季節メニューが振るわず、結果として前年比98.7%となった。


 ※以下の資料は添付の関連資料「参考資料」を参照
  ・7月度全店データ・全店時系列データ(前年同月比)
  ・「外食産業市場動向調査」調査概要

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