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三洋電機、徳島工場敷地内にリチウムイオン電池の新技術棟を竣工
徳島工場内に新技術棟竣工
三洋電機株式会社が、リチウムイオン電池の開発・生産拠点である徳島工場(徳島県板野郡)敷地内に建設を進めていた、リチウムイオン電池の新技術棟がこのほど竣工しました。
くり返し充電ができる二次電池のなかでも、小型、軽量を特長とするリチウムイオン電池は、ノートパソコン、携帯電話、スマートフォン、デジタルカメラなどの小型携帯機器の電源として、主流となっています。また、今後は、太陽光などの再生エネルギーの蓄電用途や動力用途など、環境・エネルギー分野といった新規市場への展開が期待され、電池に対する高性能化、低コスト化、開発期間の短縮などの要求もより厳しく、多岐にわたってきています。
徳島工場は、従来よりリチウムイオン電池の技術開発、生産の中心拠点としての役割を担ってきましたが、リチウムイオン電池の用途・ニーズの多様化に伴い、新しい電池の技術開発や評価のための開発スペースの拡充が求められていました。新棟では、将来にわたって当社の技術開発競争力を維持、拡大するために、リチウムイオン電池の技術部門が使用し、各種実験装置を設置し、電池の試作や性能評価を行います。
三洋電機は、このたびの新技術棟の建設により、材料技術や製造技術などの開発力を一層更に高め、電池の更なる進化を実現し、世界のリチウムイオン電池市場をリードしていきます。
新棟概要
(1)総工費:約30億円
(2)工期:着工2010年5月10日、竣工2010年12月1日
(3)構造:4階建て(鉄骨造)
(4)内容:民生用リチウムイオン電池の開発
現在の徳島工場の概要(2010年12月時点)
(1)事業所名:徳島工場
(2)所在地:徳島県板野郡松茂町豊久139の32番地
(3)敷地面積:176,597m2
(4)建屋面積:93,809m2(うち、新工場は3,982m2)
(5)事業内容:民生用リチウムイオン電池、HEV用リチウムイオン電池の開発・製造など
※ 参考資料は、関連資料参照