Article Detail
三菱商事、中国・大手鉱山開発会社に日立建機製の超大型ダンプトラックを販売
中国にて鉱山運営の安全・効率化を支援
〜中国大手鉱山向けに日立建機(株)製の最新鋭ダンプトラックを販売〜
三菱商事株式会社(以下、当社)は、中国における安全で効率的な鉱山運営の支援を目指し、最新鋭のシステムを搭載した日立建機(株)製の超大型ダンプトラック16台を、中国の大手鉱山開発会社である中煤平朔煤業([ちゅうばいぴんしゅおばいぎょう]以下、中煤平朔)有限公司に販売します。当社としましては、中国市場で初めての超大型ダンプトラックの販売となります。
資源・エネルギー需要の世界的な増加に伴い、各地における鉱山の運営においては超大型ショベル(*1)や超大型ダンプトラック等をフル稼働させ、一定の生産量を維持する事が必須となっております。その為、それら機械の稼働率向上、磨耗した部品の迅速な取替え(アフターサービス)や安全への配慮は、鉱山運営における経営課題の一部となっています。
掛かる状況下、今回当社が販売する日立建機(株)製の超大型ダンプトラックは、新幹線等の鉄道車両で世界に実績のある(株)日立製作所製のドライブシステム(*2)を採用することで、細かい速度制御が可能となり、急勾配の炭田でも安全に走行する事ができる商品となっております。且つ、磨耗が少なくメンテナンスが容易となり、維持・補修費の低減が可能となる事から、鉱山運営における経営課題の一部を解決する商品として、更なる販売拡大が見込まれております。
当社は中期経営計画2012において中国を全社戦略地域の一つと定め、将来の収益基盤の構築を目指せる案件の開発に取組んでおり、中国顧客のニーズを踏まえながら、建設機械のリース、レンタル、アフターサービスや中古販売など日本で展開している事業を、中国において更に展開していきます。
※参考画像は添付の関連資料を参照
*1 日立建機(株)製の超大型油圧ショベルについても、中国内モンゴル自治区魏家■([うぇいじゃおまお])炭田向けに21m3クラスショベルを2台販売しております。
*2 エンジンで発電機を駆動し、その電気をインバータ等で制御した後、交流(AC)モーターを駆動させる走行方式で、燃費効率が高く、また故障が少ない。(新幹線等の鉄道車両で世界に実績のある(株)日立製作所製)
※■印の文字の正式表記は添付の関連資料を参照
1.中煤平朔煤業有限公司の概要
(1)本社所在地:山西省朔州市朔城区平朔生活区
(2)設立:2008年8月
(3)資本金:116億元
(4)事業内容:石炭の採掘及び販売
(5)売上高:292億元(2010年度)
(6)従業員数:15,000人
(7)代表者:YI Maosen
(8)備考:中国第二位の石炭会社である中煤能源集団公司[ちゅうばいのうげんしゅうだんこんす]傘下の鉱山開発会社
2.日立建機(株)の概要
(1)本社所在地:東京都文京区後楽二丁目5番1号
(2)設立:1970年10月
(3)資本金:815億円
(4)事業内容:建設機械・運搬機械及び環境関連製品等の製造・販売・レンタル・アフターサービス
(5)売上高:8,171億円(2011年度)
(6)従業員数:21,814人(2012年3月時点 連結)
(7)代表者:代表執行役 執行役社長 辻本 雄一
3.三菱商事の概要
(1)本社所在地:東京都千代田区丸の内二丁目3番1号
(2)設立:1950年4月
(3)資本金:2,044億円
(4)事業内容:新産業金融事業、エネルギー事業、金属、機械、化学品、生活産業の6グループに、ビジネスサービス、地球環境・インフラ事業開発の2部門を加えた体制にて、幅広い産業を事業領域として、多角的なビジネスを展開。
(5)売上高:19兆2,334億円(2012年3月末、連結ベース)
(6)従業員数:63,058人(2012年3月末、連結ベース)
(7)代表者:代表取締役社長 小林 健