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日立、北洋銀行の新営業店システムが稼働開始
北洋銀行の新営業店システムが稼働開始
日立の統合チャネルソリューション「FREIA21+」で実現
株式会社北洋銀行(頭取:石井 純二/以下、北洋銀行)は、新営業店システム(*1)を8月13日から順次稼働を開始します。北洋銀行では、新営業店システムの導入により業務の迅速化と厳正化を図り、お客さまサービスのさらなる向上に向けた営業店の実現をめざします。
なお、本システムは、株式会社日立製作所(執行役社長:中西 宏明/以下、日立)の統合チャネルソリューション「FREIA21+」(*2)(フレイア21プラス/以下、「FREIA21+」)にて構築しています。
*1 本システムは2012年8月から2014年9月にかけて、全営業店に順次導入
*2 FREIA21+:Financial Retailing Delivery System of Information−Advance21+
今回、稼働する新営業店システムで実現する機能・サービスは下記の通りです。
1.イメージ処理機能を追加
今回新たに追加したイメージ処理機能を活用した帳票の自動読み取りにより、営業店窓口手続き対応の迅速化と厳正化が図れます。
2.端末台数・種類の集約化
従来の営業店端末は、各システムとそれらに付随する端末がそれぞれ独立していたため、処理が煩雑となっていました。今回、既設の仮想デスクトップ環境(*3)を利用し、同一端末から各システムへアクセス可能とすることで、営業店に配備している端末台数、端末種類を集約し、端末の多機能化、運用管理の効率化が図れます。
*3 仮想デスクトップ:銀行内のセンターに設置されたサーバー上で、仮想的に作られたパソコン環境(デスクトップ環境)を、行員がネットワークを経由して安全に利用できるもの。あたかも机上の端末に搭載されているかのように最新のOSやソフトウェアを利用することができる。
3.検印ワークフロー機能を追加
高額な金融商品取引など、上席(上位責任者)の承認を必要とする取引については、PC上で承認登録を行うことができる検印ワークフロー機能を追加しました。これにより、事務の厳正化と処理のスピード化が図れます。
4.端末へのログインにICカードを採用
新営業店端末へのログインは、ICカード型行員証を採用しています。これにより、ID・パスワード入力のみの認証と比べ、事務処理における担当者の責任がより明確になります。
また北洋銀行は、今回新営業店システムの導入とともに、新たに事務ナビゲーションシステム(*4)を導入します。この事務ナビゲーションシステムは、必要な事務処理を端末画面上でナビゲーションするシステムで、高度なノウハウや法的知識などを必要とする複雑な営業店事務を、スキルや経験などに左右されず、均質に処理することが可能となります。
*4 事務ナビゲーションシステムは北洋銀行が北洋システム開発株式会社(取締役社長:大島 明夫)と共同で開発しており、2013年度第1四半期から順次導入
北洋銀行では、持続的な成長を可能とする新中期経営計画「変革の加速」を策定し、[1]お客さまに選ばれる銀行への「変革の加速」、[2]地域の成長をバックアップする「変革の加速」、[3]収益力強化に向けた「変革の加速」の3つを経営計画として掲げています。今回の新営業店システムの導入は、この計画を支える重要な施策の一つであり、業務効率の向上、コスト削減、電力量の低減、セキュリティの向上により、お客さまへのさらなるサービス向上を図ります。
今後も、北洋銀行は、持続的な成長を可能とする新中期経営計画「変革の加速」を施行し、お客さまや地盤である北海道とともに持続的成長をめざし、さまざまな施策に取り組んでいきます。
日立は、これまで、イメージワークフロー採用による事務処理削減や金融機関の営業店セールス活動を支援するためのチャネル統合、指静脈認証によるセキュアな取引環境の実現など、金融機関向けのさまざまなソリューションを提供してきました。
今後も日立は、「FREIA21+」や他ソリューションを通じて、金融機関の顧客サービス向上やセールス活動を支援するさまざまなソリューションを提供していきます。
<関連情報>
北洋銀行ホームページ
http://www.hokuyobank.co.jp/
日立製作所ホームページ
http://www.hitachi.co.jp/
統合チャネルソリューション「FREIA21+」関連情報
http://www.hitachi.co.jp/FREIA/
<他社所有商標に関する表示>
・「FREIA21+」は株式会社日立製作所の登録商標です。
・記載の会社名、製品名は、それぞれの会社の商標または登録商標です。
以上