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GSユアサ、自然エネルギーを活用したリチウムイオン蓄電システムを販売開始
ピークカット・防災対応リチウムイオン蓄電システム新発売
〜大型カスタム蓄電システム補助金対象商品〜
株式会社GSユアサ(社長:依田誠、本社:京都市南区。以下、GSユアサ)はこのたび、太陽光発電システムと大型リチウムイオン蓄電池を組み合わせ、自然エネルギーを活用した蓄電システムを開発、販売を開始しました。
このシステムでは、工場や事業所内で使用する電力のピークカット(シフト)を行ったり、災害時に継続的に電力を供給する防災用電源として活用するなど、様々な使用方法をご提案することができます。
機器は主に太陽光発電パネル、パワーコンディショナ、リチウムイオン電池で構成されます。ピークカットシステムでは昼間の電力使用ピーク時間帯に、太陽光発電パネルで発電された電力と夜間に充電された蓄電池の電力で、系統からの電力消費を極力少なくすることができます。また防災型システムでは万一、系統が長期停電した際に、太陽光発電パネルで発電された電力と蓄電池で、情報通信機器などの重要機器に継続して電力を供給し続けることができます。パワーコンディショナは10〜50kWまで10kW単位のユニット構成、蓄電池は16kWhを1ユニットとして、顧客のご要求に合わせて容量・システムを個別に設計することが可能です。当社では、主に契約電力100〜300kW程度の工場・事務所や病院をターゲットに年間400台50億円の販売を見込んでいます。
またGSユアサは本年7月2日に、一般社団法人環境共創イニシアチブ(以下、SII)が募集する経済産業省の平成23年度「定置用リチウムイオン蓄電池導入促進対策事業補助金」対象となる大型カスタム蓄電システム製造事業者の認定を日本で最初に受けました。本蓄電システムの購入者は、設置費用(機器費用と工事費用)の最大3分の1を経済産業省からの補助金として受け取ることが可能となります。
GSユアサはパワーコンディショナと大型リチウムイオン電池の製造販売において、これまで20年近くにわたり実績を積み重ねてきました。今後もこれまで培ってきた信頼と実績を元に、刻々と変化する電力事情へ柔軟に対応できる社会づくりに貢献してまいります。
※以下の資料は添付の関連資料「参考資料」を参照
・1.機器の動作概要(ピークカット(シフト)運転時)
・2.機器の動作概要(災害時の防災システム運転時)
3.機器の概要
(1)パワーコンディショナ
出力容量:10KW〜50KW(10KW単位のユニット構成)
交流出力電圧:三相3線202V
直流電圧範囲:0〜600V
最大電力追従範囲:200〜500V
自立運転出力:パワーコンディショナの定格容量まで出力可
外形寸法(WxDxH):600x700x1900(10,20kW)、1200x800x1900(30〜50kW)
(2)リチウムイオン蓄電池(16kWh)
蓄電池型式:産業用大型リチウムイオン蓄電池 LIM50E
セル定格:容量47.5Ah、公称電圧3.7V
モジュール構成:LIM50E−12G2−C2 12セルモジュール×8直列
外形寸法(WxDxH):700x1000x1900(蓄電池収納盤含む)
※製品写真は添付の関連資料を参照
[お客様からのお問い合わせ先]
株式会社GSユアサ 新エネルギー本部 TEL:03−5402−5828