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キリンHD、2011年の世界ビール生産量の調査結果を発表
キリン食生活文化研究所 レポートVol.36
2011年 世界主要国のビール生産量
〜世界のビール生産量は27年連続で過去最高を記録、アジア・南米が伸長〜
キリンホールディングス株式会社(社長 三宅占二)のキリン食生活文化研究所では、世界各国のビール協会などに対して独自に実施したアンケート調査と最新の海外資料に基づき、2011年の世界主要国および各地域のビール生産量をまとめました。この調査は1974年分から統計開始しています。
<トピックス>
■世界のビール生産量は、約1億9,271万kl(前年比3.7%増)で、27年連続で過去最高記録を更新。
■地域別では、アジア(前年比8.6%増、構成比34.5%)が3年連続トップ。3位の中南米(前年比3.1%増、構成比16.5%)とともに、生産量増加に貢献。
■国別では、中国(前年比10.7%増)が10年連続でトップ、アメリカ(前年比1.5%減)、ブラジル(前年比3.4%増)と続く。日本(前年比3.8%減)は昨年同様の7位。
2011年の世界ビール生産量は、前年より約694万kl増(前年比3.7%増)の約1億9,271万klとなりました。東京ドームをジョッキに見立てると、約155杯分(東京ドーム1杯分は約124万kl)に相当します。世界のビール生産量は、1985年以降27年連続で増加を続けています。
対前年増加率は3.7%増で、世界金融危機発生直後の2008年(0.7%増)、2009年(0.9%増)と比較すると、回復基調にあります。
1.地域別生産量(表1)
地域別では、北米を除く全ての地域において、対前年で増加しました。
3年連続トップのアジア(前年比8.6%増)は、中国(前年比10.7%増)、インド(前年比18.6%増)、ベトナム(前年比4.9%増)が増加に貢献しました。
3位の中南米(前年比3.1%増)は、9年連続で増加しており、昨年同様にブラジル(前年比3.4%増)が貢献しました。
北米(前年比1.5%減)は、4年連続で減少しています。
アフリカ(前年比7.5%増)は、南アフリカ(前年比4.3%増)、ナイジェリア(前年比11.3%増)が貢献し、11年連続で増加しています。
2.国別生産量(表2)
ブラジル(前年比3.4%増)は前年の18.2%の大幅増からさらに増加し、2年連続で3位となり、4位ロシア(前年比4.2%減)との差を広げました。
トップ10の順位は昨年と変化がなく、中国(前年比10.7%増)が10年連続でトップとなりました。日本(前年比3.8%減)は7位で、震災の影響や生活防衛意識の高まりが減少の理由と考えられます。
3.10年前との比較(表3)
2011年の世界ビール生産量を10年前と比較すると、約5,061万kl(35.6%増)の増加となりました。
上位10カ国でみると、中国(118.0%増)はこの10年で2倍以上に増加しており、ブラジル(56.2%増)、ロシア(56.5%増)、ポーランド(56.8%増)も大きく増加しました。
注:日本の生産量については、ビール、発泡酒、新ジャンルの合計
出典:各国ビール協会などへのアンケート調査(当社が実施したもの)
The Barth Report Hops 2010/2011(BARTH−HAAS GROUP)
※以下の資料は添付の関連資料「表1〜3」を参照
(表1)2011年 地域別ビール生産量
(表2)2011年 国別ビール生産量
(表3)2011年 国別ビール生産量 〜10年前との比較〜
・キリン食生活文化研究所ホームページはこちら
http://www.kirinholdings.co.jp/csr/food-life/index.html