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STマイクロ、次世代の家庭用オーディオ・ビデオ機器など向けステレオ・オーディオ・アンプを発表
STマイクロエレクトロニクス、
家庭用マルチメディア機器のさらなる低消費電力設計、コスト低減、
およびオーディオ性能の強化を実現
ヘッドホン・アンプ / ライン・ドライバ・アンプの一体化による、
消費電力の低減、リスニング体験の向上および設計の簡略化
※英文リリースは関連資料を参照
デジタル家電向けICの主要サプライヤであるSTマイクロエレクトロニクス(NYSE:STM、以下ST)は、次世代の家庭用オーディオ・ビデオ機器やセット・トップ・ボックス(以下STB)において、オーディオに関する複数の改善を組合せ、ユーザ体験の向上に寄与するステレオ・オーディオ・アンプTS4604を発表しました。
TS4604は、100mWのステレオ・ヘッドホン・アンプと液晶 / プラズマ・テレビ、STB、PVR、Blu−rayプレーヤおよびサウンド・カード等、オーディオ製品用のラインアウト・ドライバを統合しています。TS4604の低い消費電力と機能毎の専用シャットダウン制御は、低消費設計の実現に貢献します。さらに、外部要因により電源電圧が降下した際の可聴ポップ・ノイズやクリック音をセルフ・ミュート機能によって抑制し、リスニング体験を向上させます。
TS4604は、個々のアンプに負電圧を供給するチャージポンプ回路を内蔵しているため、機器設計を簡略化してコストを低減することが可能です。ライン・ドライバ出力として最大2Vrmsが要求されるアンプの出力信号を、3.0V〜4.8Vの外付け電源のみで維持できます。また、ラインアウト回路用の高電圧電源も不要です。さらに、DCブロッキング・コンデンサも不要なため、コストを低減し、プリント回路基板のスペースを節約することができます。
■TS4604の主な特徴
・ステレオ・ヘッドホン出力:100mW(1%THD+N、16Ω負荷時)
・ステレオ・ライン・ドライバ出力電圧: 2Vrms(全電源電圧)
・両機能に対する静止時の入力電流:5mA
・シャットダウン電流:1uA、ウェークアップ時間:30ms
・電源電圧変動除去比(PSRR):90dB(ヘッドセット / ライン・ドライバ出力)
TS4604IPTは現在量産中で、ハロゲンフリーのTSSOPパッケージ(28ピン)で提供されます。単価は1,000個購入時に約0.75ドルです。大量購入時の単価については、お問い合わせください。
<STマイクロエレクトロニクスについて>
STマイクロエレクトロニクスは、多種多様な電子機器向けに革新的な半導体ソリューションを提供する世界的な総合半導体メーカーです。STは、高度な技術力と設計ノウハウ、そして幅広いIP(Intellectual Property)ポートフォリオ、戦略的パートナーシップ、大規模な製造力を駆使することにより、マルチメディア・コンバージェンスとパワー・アプリケーションにおいて他社の追随を許さないリーダーとなることを目指しています。2009年の売上は85.1億ドルでした。さらに詳しい情報はSTのホームページをご覧ください。
ST日本法人: http://www.st-japan.co.jp
STグループ(英語): http://www.st.com
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