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IRジャパン、D級デジタル・オーディオ・アンプ用駆動IC「IRS2053M」を発表

2010-12-03

インターナショナル・レクティファイアー
デジタル・オーディオ・アンプ用駆動ICを発売、3チャネル分を集積
〜50W〜150W出力のD級オーディオ機器向け〜



 パワー・マネジメント(電源管理)技術で世界をリードするインターナショナル・レクティファイアー・ジャパン(IRジャパン)株式会社(本社:東京都豊島区)は1日、D級デジタル・オーディオ・アンプ(*1)用駆動IC「IRS2053M」のサンプル出荷を開始しました。高性能ホーム・シアター・システムや、小型化が要求されるカー・オーディオなどに最適です。
 このICはD級オーディオ・アンプ用に最適化した製品で、高電圧・高性能のハーフブリッジ(*2)駆動回路を3チャネル分集積しています。PWM(パルス幅変調)回路も集積しています。過電流状態からハイサイドおよびローサイドのMOSFETを保護するための設定可能な双方向過電流検出機能など、さまざまな保護機能を備えています。このほか、標準論理レベルの入力、フローティングPWM入力などの特徴もあります。
 ハイサイド駆動回路に加えられるオフセット電圧は±100V(または200V)。出力電圧範囲と電源電圧範囲はいずれも10V〜15V。電源にはUVLO(低電圧ロックアウト)機能が付いています。出力の吸い込み電流は600mA、吐き出し電流は500mA(いずれも標準値)。伝播遅延時間の標準値は、オン時/オフ時が350ns/325ns、または145ns/100nsの2種類から選択できます。パッケージは48端子のMLPQです。

 「IRS2053Mは、素晴らしい音質のD級オーディオ・アンプのソリューションを提供します。実装面積が小さく、IR社の高効率パワーMOSFETと組み合わせれば、他のソリューションと比べて、大電力を出力できます。1チャネル分を集積したIRS2092(S)や4チャネル分を集積したIRS2093Mと組み合わせれば、2.1チャネル、6チャネル、および6.1チャネルといった用途に合わせて柔軟に回路を構成できます」とIR社エナジー・セービング・プロダクツ事業部の本田 潤(オーディオ・システム・エンジニアリングのディレクタ)は語っています。
 IR社の出力電力50W〜150W用のさまざまなデジタル・オーディオ用MOSFETは、IRS2053Mに最適化されています。これと組み合わせれば、特性、効率、THD(全高調波歪率)、EMI(電磁干渉)雑音などの特性を向上できるだけでなく、部品点数や実装面積も削減できます。IRS2053Mを搭載した評価基板(IRAUDAMP11)を用意しています。
 IRS2053Mの1万個購入時の単価は5.60米ドルから、評価基板(IRAUDAMP11)の単価は249米ドルの予定です(いずれも米国での参考価格)。デバイスの耐湿性レベルはMSL2。欧州の規制RoHS(特定物質の使用規制)に準拠しています。データシートと画像データはIRジャパンのホームページ(http://www.irf-japan.com)から入手できます。


※製品画像・参考資料は、添付の関連資料を参照

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