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リニアテクノロジー、車載システムなどに最適な入力降圧スイッチング・レギュレータを販売
リニアテクノロジー、「LT3975/LT3976」を販売開始
消費電流が2.7μAの42V、2.5A(IOUT)および5A(IOUT)、2MHz降圧DC/DCコンバータ
2012年7月18日 リニアテクノロジー株式会社は、2.5Aの連続出力電流を供給可能で消費電流が2.7μAの42V入力降圧スイッチング・レギュレータ「LT3975」と、連続出力電流が最大5Aで消費電流が3.3μAの40V入力降圧スイッチング・レギュレータ「LT3976」の販売を開始しました。LT3975EMSEおよびLT3976EMSEは熱特性が改善された16ピンMSOPパッケージで供給され、1,000個時の参考単価はLT3975EMSEが3.10ドルから、LT3976EMSEが3.75ドルからです。LT3975IMSEおよびLT3976IMSEは−40℃〜125℃の動作接合部温度での動作がテスト保証されており、1,000個時の参考単価はLT3975IMSEが3.41ドルから、LT3976IMSEが4.13ドルからです。LT3975HMSEおよびLT3976HMSEは−40℃〜150℃の動作接合部温度での動作がテスト保証されており、1,000個時の参考単価はLT3975HMSEが3.66ドルから、LT3976HMSEが4.38ドルからで、リニアテクノロジー国内販売代理店各社経由で販売されます。製品の詳細情報は、リニアテクノロジーのWebサイトをご参照ください(http://www.linear-tech.co.jp/product/LT3975およびhttp://www.linear-tech.co.jp/product/LT3976)。
LT3975/LT3976はともに、入力電圧範囲が4.2V〜公称40Vなので、車載アプリケーションや産業用アプリケーションに最適です。オン抵抗が75mΩの内蔵スイッチは90%の高い効率を達成します。LT3975とLT3976はBurst Mode(R)動作によって超低消費電流で動作するので、常時オン動作や最大のバッテリ寿命を必要とする車載システムや産業用システムなどのアプリケーションに適しています。LT3975/LT3976は独自の設計により、入力電圧が低下し出力が設定された電圧を下回るときでも、最小ドロップアウト電圧を500mVに維持します。これは自動車のコールドクランク状態への対応が求められるアプリケーションで必要な機能です。スイッチング周波数は200kHz〜2MHzの範囲でプログラム可能で、250kHz〜2MHzの範囲で外部クロックに同期可能なので、ノイズに敏感なクリティカルな周波数帯域を回避しながら効率を最適化できます。熱特性が改善された16ピンMSOPパッケージを採用し、高いスイッチング周波数で動作するので、小型の外付けインダクタやコンデンサを使用可能で、実装面積が小さく放熱効果が高いソリューションを実現します。
LT3975/LT3976は75mΩの高効率スイッチに加え、昇圧ダイオード、発振器、制御回路、ロジック回路をワンチップに集積しています。低リップルのBurst Mode動作により、出力リップルを15mVPK−PK未満に抑えながら低出力電流でも高効率を維持します。また、独自の設計技法と新しい高電圧プロセスの採用により広い入力電圧範囲にわたり高効率を達成し、電流モード方式の採用により高速過渡応答と優れたループ安定性を実現します。この他に、パワーグッド・フラグ、ソフトスタート機能、過熱保護などを備えています。
LT3975およびLT3976の主な特長:
・超低消費電流:12V入力/3.3V出力での消費電流(IQ)が2.7μA(LT3975)、3.3μA(LT3976)
・低リップルのBurst Mode(R)動作:<15mVP−P
・広い入力電圧範囲:4.3V〜42V(LT3975)、4.3V〜40V(LT3976)で動作
・最大出力電流(LT3975):2.5A
・最大出力電流(LT3976):5A
・優れた起動およびドロップアウト性能
・調整可能なスイッチング周波数:200kHz〜2MHz
・250kHz〜2MHzの範囲で外部クロックに同期可能
・高精度でプログラム可能な低電圧ロックアウト
・低いシャットダウン電流:IQ=700nA
・パワーグッド・フラグ
・ソフトスタート機能
・サーマル・シャットダウンによる保護
・SSオーバーライド付き電流制限フォールドバック
・飽和スイッチ設計:75mΩのオン抵抗
・熱特性が改善された小型16ピンMSOPパッケージ
フォトキャプション:IQ=2.7μAの42V、2.5A/5A(IOUT)、2MHz降圧DC/DCコンバータ
*製品画像は添付の関連資料を参照
Copyright:2012 Linear Technology Corporation
<リニアテクノロジーについて>
S&P 500の一員であるリニアテクノロジーは、過去30年にわたり広範囲に渡る高性能アナログICの設計・製造及びマーケティング活動を行い、世界中の多くの企業に提供しています。リニアテクノロジーの半導体は、私たちのアナログ世界と「通信」、「ネットワーキング」、「産業」、「自動車」、「コンピュータ」、「医療」、「精密機器」、「民生」さらには「軍需航空宇宙」システムで幅広く使用されている、デジタル・エレクトロニクスとの架け橋の役目を担っています。リニアテクノロジーは、パワーマネージメント、データ変換、信号調整、RF、インタフェース、μModuleサブシステム及びワイヤレス・センサー・ネットワーク製品を設計・製造・販売しています。詳細は同社Webサイトをご参照ください。http://www.linear-tech.co.jp
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