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矢野経済研究所、国内のインポートブランド市場に関する調査結果を発表
国内インポートブランド市場に関する調査結果 2012
〜2011年は5年ぶりの前年比プラス〜
【調査要綱】
矢野経済研究所では次の調査要綱にて国内のインポートブランド市場の調査を実施した。
1.調査期間:2011年12月〜2012年4月
2.調査対象:欧州、米国の衣料品・服飾雑貨ブランドを輸入販売する商社、メーカー、小売業者、また各インポートブランドの日本法人等
3.調査方法:当社専門研究員による直接面談、電話ヒアリング調査を併用
<本調査におけるインポートブランドとは>
EU、及び米国直輸入の「レディスウエア」、「メンズウエア」、「ベビーウエア」、「ハンドバック・カバン・革小物」、「靴・履物」、「ネクタイ」、「スカーフ・ショール・ハンカチ」、「レザーウエア」、「ベルト」、「手袋」の主要10分野をさす。
【調査結果サマリー】
◆2011年の国内インポートブランド(インポート衣料品・服飾雑貨)市場規模は
前年比108.3%の9,000億円、2007年以降5年ぶりの前年比プラス
2011年の国内インポートブランド(インポート衣料品・服飾雑貨)市場規模は小売金額ベースで前年比108.3%の9,000億円であった。2007年以来、右肩下がりのトレンドが続いていた市場規模は5年ぶりの前年比プラスとなった。
◆メンズウエア、靴・履物といった商品アイテムの拡大が顕著
2011年の市場規模を商品アイテム別に見ると、レザーウエアを除くいずれの商品アイテムも前年に比べ拡大したが、特にメンズウエア、靴・履物といったアイテムの伸びが目立っており、メンズウエアでは前年比117.2%の1,126億円、靴・履物で同113.5%の1,359億円と両アイテムとも1割以上の伸びを示した。
◆市場拡大要因はいずれも今後の更なる市場拡大の決め手とはならず、
2012年は8,955億円と若干の縮小を予測
2011年の市場の拡大要因はいずれも今年以降の更なる市場拡大の決め手にはならず、欧州の金融危機などの懸念材料もあり、2012年の国内インポートブランド(インポート衣料品・服飾雑貨)市場は前年比微減の8,955億円(小売金額ベース)を予測する。
【資料発刊】
資料名:「インポートマーケット&ブランド年鑑 2012年版」
http://www.yano.co.jp/market_reports/C54107100
※以下、リリースの詳細は添付の関連資料「オリジナルリリース」を参照