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SAPジャパン、統合アプリケーションプラットフォーム「SAP NetWeaver 7.3」を提供
SAPジャパン、「SAP NetWeaver(R)」の最新版を提供開始
SAPジャパン株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:ギャレット・イルグ、以下SAPジャパン)は、統合アプリケーションプラットフォームの最新版である「SAP NetWeaver(R)(エスエイピーネットウィーバー)7.3」を本日から提供することを発表しました。
今回の最新版では、主要な機能分野を網羅し、サービス指向アーキテクチャ(SOA)ベースのビジネスプロセス統合管理を実現するSAP NetWeaver Process Integration(プロセスインテグレーション)、SOAベースのアプリケーション開発環境であるSAP NetWeaver Composition Environment(コンポジションエンバイロメント)、データウェアハウス機能を統合したビジネスインテリジェンス・プラットフォームであるSAP NetWeaver Business Warehouse(ビジネスウェアハウス)、企業に散在する情報を統合したポータルサイトを構築するSAP NetWeaver Enterprise Portal(エンタープライズポータル)、そしてエンタープライズモビリティのテクノロジー・プラットフォームとなるSAP NetWeaver Mobile(モバイル)が提供されます。
このSAP NetWeaver 7.3は、新たなビジネスアプリケーションの作成、モバイルアプリケーションの開発、そしてデータとプロセスの統合のために、プラットフォームのコンポーネントに機能強化が図られており、インメモリコンピューティング、クラウドコンピューティング、モビリティなどの分野でSAPとパートナーおよびお客様のエコシステム全体を支援します。
<SAP NetWeaver 7.3の強化機能>
SAP NetWeaver 7.3の新たな強化機能は次の通りです。
■システムランドスケープのシンプル化によるTCOの削減
−すべてのSAP NetWeaverの利用方法を統一したメンテナンスサイクルによる同じリリースレベルで提供
−最新のJEE5プラットフォームに統一され、同一アプリケーションサーバ上でのSAP NetWeaver Enterprise Portal,やSAP NetWeaver Composition Environmentの展開が可能
■安定したSAP ERPやBusiness Suiteなどのコアアプリケーションに対して影響のない適用
■Javaサポートの大幅な強化:Java EE5認証、JMS Pub/Sub機能
■規格サポートの強化(WS Policy 1.2、SOAP 1.2、WS Trust 1.3、Java SE 6、JSR 168/286、WSRP 1.0、SAML 1.0/2.0)
個々のコンポーネントにおける数多くの機能強化点の代表的なものは以下の通りです。
■SAP NetWeaver Composition Environment 7.3
−Web Dynpro ABAP UI技術とSAP NetWeaver Business Process Managementの統合
−ビジネスルール管理における、デシジョンテーブルの再利用
−SOA設定の簡易化
−プロセスやタスク管理のAPI追加
■SAP NetWeaver Process Integration 7.3
−SAP Solution Managerとの統合による集中型モニタリング
−Java only ESBオプション
−運用コストの削減
−相互運用性や接続性のための標準サポート強化
■SAP NetWeaver Enterprise Portal 7.3
−enterprise workspacesによるエンドユーザやセルフサービスの活用
−Web Page Composerによる容易なマッシュアップや管理
■SAP NetWeaver Business Warehouse 7.3
−SAP BusinessObjects BIやSAP BusinessObjects Data Servicesとの統合強化
−新たに提供される管理コックピットコンテンツやSAP Solution Managerとの統合による素早い設定と、容易な運用
−データフローや計画、分析インデックスのための洗練された、柔軟なモデリング機能
■SAP NetWeaver Mobile 7.3
−複数バックエンドへの接続
−Webサービスによるバックエンドシステムとの接続
<SAP NetWeaverがオーケストレーション(連携)の枠組みを実現>
SAP NetWeaverテクノロジープラットフォームはSAPビジネスアプリケーションの基礎であり、企業はコンテンツを一体化してどこでも利用可能にすることで、エンドユーザにビジネスコンテキストを提供することができます。SAP NetWeaverは、単体のテクノロジープラットフォームからSAPアプリケーションの実行される包括的なアプリケーション・インフラストラクチャ・ポートフォリオへと進化しているため、SAPアプリケーションはより多くのユーザ、機器、使用モデルに対応できます。
SAP NetWeaverはこれまでの一般的なミドルウェアの枠組みを越え、アプリケーション、情報、人のオーケストレーション(連携)において不可欠な役割を果たしており、お客様や取引先はオンプレミス、オンデマンド、オンデバイスでアプリケーションを容易に構築できます。SAP NetWeaverは、プロセス統合(SAP NetWeaver Process Integration)、ビジネスプロセス管理(SAP NetWeaver Business Process Management)、ID管理(SAP NetWeaver Identity Management)、マスタデータ管理(SAP NetWeaver Master Data Management)、ライフサイクル管理の分野で主要な機能とのオーケストレーションをサポートします。
SAP NetWeaverの導入は過去4年にわたり毎年平均20%以上の割合で増加しており、6万2,000以上のシステムが稼働しています。なかでも、SAP NetWeaver Process Integrationの導入数の伸びは堅調で、当四半期には200社もの新規のお客様が採用を決めており、2006年上半期から10倍近くに増加しています。
以上
<SAPジャパンについて>
SAPジャパンは、企業向けビジネス・ソフトウェアの分野における世界のリーディングカンパニーであるSAP AGの日本法人として、1992年に設立されました。SAPの提供するERP(Enterprise Resource Planning:統合基幹業務ソフトウェア)およびその他関連ソフトウェアを含むビジネス・ソフトウェアは、25業種を超えるあらゆる規模の企業に幅広く利用され、すでに120を超える世界各国に105,000社以上の顧客企業を有しています。国内でも日本企業の情報化の推進、国際競争力および企業価値の向上に貢献しています。
(http://www.sap.com/japan)
SAP、SAPロゴ、記載されているすべてのSAP製品およびサービス名はSAP AGのドイツおよびその他世界各国における登録商標または商標です。