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DKSHジャパン、将来の合併を視野にクレー商会を完全子会社化

2012-07-17

DKSHジャパン、クレー商会の全株式を取得
将来の合併を視野に事業を強化


 DKSHジャパン株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:ペーター・ケメラー、以下 弊社)は、株式会社クレー商会(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:横山 雅之、以下 クレー商会)の全株式を、2012年7月10日付で取得しました。
 将来の弊社への合併を視野に、両社のビジネスを活かし、相乗効果による事業強化を目指します。

 DKSHジャパンは、1865年に横浜で創業した貿易商社を源流とし、日本で147年の実績があります。現在は、「消費財事業部門」・「生産資材事業部門」・「テクノロジー事業部門」を展開しています。DKSHグループは、伝統的な商社のビジネスモデルから脱却し、ビジネスパートナーの事業のバリューチェーン全体をサポートする「マーケットエクスパンションサービス」をアジア市場を中心に提供しており、DKSHジャパンはその中核を担っています。

 クレー商会は創業82年を数える専門商社で「機械部門」と「アパレル部門」を展開しており、それぞれヨーロッパからの高品質な製品を日本市場に届けています。

 両社は、「テクノロジー」(機械)、「消費財」(アパレル)の両事業分野において、直接競合する製品が少なく、逆にプロダクトポートフォリオを補完する関係にあります。今後、仕入れ、ロジスティクス、販売、マーケティング、プロモーションといった面で、それぞれの持つネットワークやノウハウを共有することで、事業強化を実現します。将来は、合併によるより一層の相乗効果の発揮を目指します。

 DKSHグループのCEOヨルグ・ヴォレは次のように述べています。「今回の株式取得は、小規模ながらも、日本での経験豊かなエキスパートによる布陣を拡大していく上で大変重要な意味を持つ一歩となりました。また同時に、DKSHのアジア市場におけるリーダー的立場をより強いものにしてくれました。一方、クレー商会のパートナー企業には弊社のビジネスプラットフォームを活用することで、さらなる成功の機会を提供できるでしょう。」

 また、DKSHジャパンの代表取締役社長ペーター・ケメラーは次のように述べています。「DKSH、クレー商会両社は、お客様にこれまで以上に幅広いプロダクトポートフォリオからサービスを提供できるようになります。また、サプライヤー企業には多様な販売のプラットフォームを提供することが可能になりました。」
クレー商会の代表取締役社長 横山雅之は、「DKSHとのパートナーシップは私達にとって最適な事業拡大の手段だと考えています。これにより1929年から続くクレー商会のビジネスがさらに素早く発展していくための基盤を得られました。」と述べています。

 DKSHグループは、組織の成長を実現するための戦略として、本業での成長に加えて企業買収にも積極的です。今回の株式取得は、近年、DKSHが海外で実施したデスコ・ド・シュルテス社、ヘグマイヤー・コサ・リーベルマン社、EAC社(マレーシア)の買収に続いて行われたものです。今回の株式取得には、マーケットエクスパンションサービスが、急速に拡大しているサービスの種類でありながら提供する企業が散在している現状に対し、集約化させて事業基盤を固めていくという狙いもあります。

 この点について、ヨルグ・ヴォレは次のように述べています。「今後、クレー商会のビジネスをDKSHのプラットフォームに統合させることで、より大きな成功へと発展させていきます。DKSHは今後もマーケットエクスパンションサービスの有力企業という立場を活かし、アジア、欧州での企業買収で、さらなる成長を目指します。」


■DKSHジャパンについて
 DKSHジャパン株式会社は、スイスのグローバル企業「DKSHグループ」の一員です。1865年(慶応元年)に横浜で創業した「シイベル・ブレンワルド商会」を源流とし、以来140年以上にわたって、日本の産業と文化の発展に貢献してきました。当時「横浜甲90番館」と呼ばれた商館は日本の生糸取引の中心となり「生糸王国日本」を築きあげる上で大きな役割を果たしました。また、日本最初のガス燈のためのガスプラント設置にも貢献し、明治中期には時計・機械などの輸入を開始するなど、日本に根ざしたスイス系商社として多くの足跡を残してきました。2009年4月に社名を日本シイベルヘグナーからDKSHジャパンに改めています。現在、DKSHジャパンは「消費財事業部門」、「生産資材事業部門」、「テクノロジー事業部門」の3つの事業部門が連携し、シナジー効果を追求しながらビジネスを展開しています。
 「DKSHグループ」は、アジア諸国を中心に強固なネットワークとブランド力を持ち、ビジネスパートナーに新規および既存市場でビジネスの拡大と利益をもたらす「マーケットエクスパンションサービス」のリーディングカンパニーです。2012年春にはスイス証券取引所に上場しました。グループ全体の売上高は73億スイスフラン(2011年度)、世界35か国、650拠点で展開し、24,000名のスタッフを擁しています。DKSHジャパンはこのグループの中核を担っています。


■クレー商会について
 株式会社クレー商会は、1929年、英国人のシドニー・ダグラス・クレーによって、神戸の外国人居留地に設立されました。初代社長のシドニー・ダグラス・クレーが織物の繊維輸出入事業を立ち上げ、二代目のドイツ人社長が工作機械などの輸出入事業を開始しました。この事業が拡大し、現在、ドイツを主としたヨーロッパ諸国の測定機械・精密機械工具を輸入するマシーン&ツール・ディヴィジョン、イギリス・イタリア・フランスなどのヨーロッパ諸国から服地・メンズ・レディース衣料を輸入販売するアパレル・ディヴィジョンの2部門を持つ専門商社に成長しました。2011年度の売上高は5億2,900万円(590万スイスフラン)を計上しています。現在、東京、大阪、富山にオフィスを構えています。

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