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radiko、静岡県立大学と視覚障害者向け「radiko.jp」アプリを共同開発

2012-07-10

静岡県公立大学法人 静岡県立大学と株式会社radikoで
音声・点字モバイル端末でラジオが聴ける
視覚障害者向け『radiko.jp』アプリを共同開発



 静岡県公立大学法人 静岡県立大学 国際関係学部(担当教授:石川 准)と株式会社radiko(代表取締役社長:岩下 宏、所在地:東京都港区新橋)は音声・点字モバイル端末でラジオ聴取を可能にする視覚障害者向けの『radiko.jp』アプリを共同で開発しました。

 新しく開発した『radiko.jp』アプリは、静岡県立大学 国際関係学部の石川教授と韓国のHIMS社(※)が共同開発し、有限会社エクストラが発売している視覚障害者向けの音声・点字モバイル端末「ブレイルセンス」シリーズ専用アプリです。
 「ブレイルセンス」シリーズは、点字キーボードによる文字入力や各種操作、点字ディスプレイ表示と音声読み上げ機能を提供し、文書作成、電子メール、ウェブブラウザ、DAISY図書や音楽の再生、電子辞書、GPSナビ、FMラジオなどの多彩な機能を持っています。
 これまでの「ブレイルセンス」シリーズでもFMラジオ受信機能を備えていましたが、電波受信状況によっては良質な音が提供できない問題を抱えていました。『radiko.jp』は地上波ラジオ放送をインターネットストリーミング配信するIPサイマルラジオサービスで、現在、民放ラジオ65局と放送大学が聴取可能です。難聴取地域の解消を目的としており、電波状況に左右されず、クリアな音質を届けることが可能であることから、「ブレイルセンス」で『radiko.jp』を聴きたいという視覚障害者の方々の強い要望がありました。視覚障害者の方にとって、ラジオは情報を入手する有力な手段の一つであるため、そうした要望に応えたいという石川教授の熱意に株式会社radikoが賛同し、今回の共同開発に至りました。

 当アプリは、2012年1月より研究が始まり、約5ヶ月の期間を経て完成に至りました。点字キーボードで起動や選局などが操作でき、視覚障害者の方がより手軽にラジオを聴取できるように設計されています。通常の『radiko.jp』とは異なり、音声読み上げもしくは点字で各種テキスト情報を表示します。当アプリは現在出荷している「ブレイルセンスU2」【580,000円(税込)】と「ブレイルセンスオンハンド」【383,500円(非課税)】にプリインストールされています。また、有限会社エクストラのWEBサイト「ブレイルセンスシリーズ用 SenseAPP」(http://www.extra.co.jp/sense/SenseAPP.html)よりアップデートすることでご利用いただけます。

 ※HIMS社・・・音声読書器などを生産・販売する韓国の支援技術開発専門企業


<参考資料1・2>

 *添付の関連資料を参照


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