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東京エレクトロンデバイス、風力・太陽光発電向けIGBTゲートドライバを販売
<インレビアム関連>
1700V/1200AクラスIGBTの制御が可能
風力・太陽光発電向けIGBTゲートドライバを販売開始
東京エレクトロン デバイス株式会社(本社:横浜市神奈川区、代表取締役社長:栗木 康幸、以下TED)は、1700V/1200AクラスIGBTの制御を1枚基板で実現するIGBTゲートドライバ「TD−BD−IGGD05K」を開発し、2012年7月より販売を開始します。
近年の省エネルギー化への流れの中で、低消費電力化や再生可能エネルギーシステムに有効なパワー半導体IGBT(絶縁ゲートバイポーラトランジスタ)に対する注目度が高まっています。しかし、IGBTを新規採用するうえで、「高電圧対応」、「大電流対応」、「アナログ制御」に伴う技術対応のハードルの高さがネックとなっています。
今回、TEDのinreviumブランドとして提供する「TD−BD−IGGD05K」は絶縁耐圧が5000Vで、1700V/1200AクラスのIGBTを2回路駆動することが可能な、汎用IGBTゲートドライバです。IGBTゲートドライブ部分を本ボード1枚で実現し、ユーザー側でのインタフェース部分の設計も不要です。さらに、お客様のシステムに応じたカスタム対応も可能です。本ボートを使用することでIGBTの制御が容易に実現可能で、ユーザーは機器の主要機能の設計に集中することができます。
製品ラインアップはドライブするIGBTに応じて、通常版(TD−BD−IGGD05K10)とエミッタコモン(*注)対応版(TD−BD−IGGD05K11)2種類を提供しています。また、絶縁耐圧が12000Vのゲートドライバも用意しています。
販売分野としては、高耐圧で大電流の負荷制御を行う風力発電、太陽光発電システムのインバータやパワーコンディショナーを想定しています。
*注:エミッタコモン:エミッタ同士を接続するトランジスタの接続方式。
【TD−BD−IGGD05K主な仕様】
http://www.inrevium.jp/pm/igbt/igbt_driver.html
・ドライブ回路数 2回路
・入出力電源電圧
−入力 15〜24Vを自動選択
−出力 +17V/−8.5V(10A)
・保護回路
−短絡保護(DESAT TYP 7V,調整可能)
−ソフトターンオフ
−フォルトリセット自動復帰
・UVLO(電圧低下時ロックアウト機能)
・アクティブクランプ(誤点弧)対策
・電解コンデンサ不使用
・ボードサイズ 98.5mmx124.0mm
・機能ブロック図は添付の関連資料を参照
【販売開始時期】
2012年7月
【販売価格】
サンプル価格10,000円(税抜)
・外観図/製品写真は添付の関連資料を参照
※このニュースリリースに記載されている会社名、製品名は、各社の登録商標または商標です。
【東京エレクトロン デバイス株式会社について】
東京エレクトロンデバイスは、半導体製品やビジネスソリューション等を提供する「商社ビジネス」と、お客様の設計受託や自社ブランド商品の開発を行う「開発ビジネス」を有する技術商社です。
URL:http://www.teldevice.co.jp/
【inrevium(インレビアム)について】
東京エレクトロンデバイスは、1985年に開設した設計開発センターの豊富な設計開発経験を活かして、お客様の要求に基づくデザインサービス(設計受託業務)と、市場のニーズを先取りした自社開発商品を、"inrevium(インレビアム)"ブランドで提供する開発ビジネスに注力しています。
inrevium専用サイトURL:http://www.inrevium.jp/
<本製品に関するお客様からのお問合せ先>
東京エレクトロン デバイス株式会社 インレビアム事業部
Tel:045−443−4031、Fax:045−443−4059
お問い合わせフォーム
https://www.teldevice.co.jp/inrevium/contact_p_form.html