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マツダ、ガソリンエンジン「SKYACTIV−G」などの年間生産能力を80万基に増強
マツダ、「SKYACTIV−G」と「SKYACTIV−D」の年間生産能力を80万基に増強
マツダ株式会社(以下、マツダ)は、本日、「SKYACTIV技術」(*1)のガソリンエンジン「SKYACTIV−G」とディーゼルエンジン「SKYACTIV−D」について、今年10月に本社エンジン工場(広島市南区)の年間生産能力を40万基から80万基に増強すると発表しました。この取り組みは、汎用設備の拡充によって、「変種変量、高効率生産」を追求し、今後拡大する「SKYACTIV技術」搭載車の生産に対応していくものです。
「SKYACTIV−G」は、ノッキング(異常燃焼)の課題を克服することで、自動車用量産ガソリンエンジンとして世界一(*2)の高圧縮比(14.0)を実現した新世代高効率直噴ガソリンエンジンです。現在、日本国内向けの「マツダ デミオ」、日本国内と北米および豪州向けの「マツダ アクセラ(海外名:Mazda3)」、グローバルに順次導入している「マツダ CX−5」の3車種に搭載されています。
「SKYACTIV−D」は、自動車用量産ディーゼルエンジンとして世界一(*2)の低圧縮比(14.0)の実現などにより、高価なNOx後処理装置なしで、グローバルにおける排出ガス規制をクリアする新世代クリーンディーゼルエンジンです。日本国内と欧州および豪州向けの「マツダ CX−5」で初めて搭載され、年内に導入する予定である次期「マツダ アテンザ(海外名:Mazda6)」にも採用される見込みです。
マツダは、2016年3月期のグローバルでの販売目標台数を170万台とし、うち「SKYACTIV技術」の搭載車比率を80%にする計画です。
【ご参考:「SKYACTIV技術」の沿革】
2009年 10月:第41回東京モーターショーで「スカイコンセプト」を世界初公開
2010年 10月:「SKYACTIV技術」の製品概要を発表
2011年 6月:「SKYACTIV技術」搭載車の第1弾となる新型「デミオ」を国内で発売
(「SKYACTIV−G」を初採用)
2011年 9月:「SKYACTIV技術」搭載車の第2弾となる新型「アクセラ」を国内で発売
(「SKYACTIV−G」の採用は2車種目。「SKYACTIV−DRIVE」は初採用)
2012年 2月:「SKYACTIV技術」を全面採用した新世代商品群の第一弾となる「CX−5」を国内で発売(「SKYACTIV−G」の採用は3車種目。「SKYACTIV−D」、「SKYACTIV−DRIVE」、「SKYACTIVシャシー」、「SKYACTIVボディ」は初採用)
*1:マツダの新世代技術の総称。具体的にはガソリンエンジン「SKYACTIV−G」、ディーゼルエンジン「SKYACTIV−D」、オートマチックトランスミッション「SKYACTIV−DRIVE」、高性能軽量シャシー「SKYACTIVシャシー」、軽量高剛性ボディ「SKYACTIVボディ」
*2:2012年6月現在(マツダ調べ)