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新日鉄とTernium社、メキシコに自動車用溶融亜鉛メッキ鋼板製造・販売合弁会社を設立
Ternium社とのメキシコにおける自動車用溶融亜鉛メッキ鋼板製造・販売合弁会社の設立について
新日本製鐵株式會社(社長:宗岡 正二、以下新日鉄)とTernium S.A.(以下Ternium社)は、メキシコにおける自動車用(合金化)溶融亜鉛メッキ鋼板製造・販売合弁会社の設立につき協議してまいりましたが、今般、合弁会社「Tenigal」(正式名: TENIGAL, S.de R.L.de C.V. (注:S.de R.L.=有限責任会社))を設立する正式契約を締結いたしました。
Tenigalでは、約300百万ドルを投資して当社の日本国内最新鋭設備と同等の溶融亜鉛メッキラインを、メキシコ・モンテレー市郊外に建設し、2013年の稼働を目指します。Tenigalは、自動車用外板・高張力鋼板を含む高級・高品質の(合金化)溶融亜鉛メッキ鋼板を製造・販売する予定です。
メキシコ自動車市場は、今後もさらなる成長が期待されており、当社ならびにTernium社にとって重要なマーケットです。両社は、本合弁により、日系をはじめとするメキシコ自動車メーカーの高級自動車用鋼板のニーズに的確に対応していく所存です。
[合弁会社の概要]
・会社名:TENIGAL(S. de R.L.=有限責任会社)
・事業内容:(合金化)溶融亜鉛メッキ鋼板を製造・販売
・資本金:US$175百万、出資比率:新日鉄49%、Ternium社51%
[新ラインの概要]
・生産能力:40万トン/年
・投資額:約US$300百万
・稼働開始時期:2013年
[参考/Ternium社の概要]
・社名:Ternium S.A. (本社ルクセンブルグ、NY証券取引所上場)
・会長:Paolo Rocca
・資本金:$2,005百万
・事業内容:中南米における鋼板・条鋼製造
・製造能力:約900万トン/年
・主な供給分野:自動車, 家電, 建設, 産業機械, 容器, エネルギー等
・主な製造拠点:メキシコ及びアルゼンチン