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バイエル薬品と富士フイルムグループ、食後過血糖改善剤「グルコバイ錠」などで販売提携
バイエル薬品と富士フイルムファーマ
食後過血糖改善剤「グルコバイ(R)錠」などの3製剤の国内販売で提携
バイエル薬品株式会社(社長:セバスチャン・グート、以下バイエル薬品)と富士フイルムファーマ株式会社(社長:四宮 啓司、以下富士フイルムファーマ)は、6月26日、バイエル薬品が製造販売承認を有する食後過血糖改善剤「グルコバイ(R)錠」「グルコバイ(R)OD錠」(一般名:アカルボース)、ニューキノロン系注射用抗菌剤「シプロキサン(R)注」(一般名:シプロフロキサシン)、ニューキノロン系経口抗菌剤「アベロックス(R)錠」(一般名:モキシフロキサシン塩酸塩)の全規格製品について、富士フイルムファーマが日本国内で販売する契約を締結しました。今回の提携は、開発と新製品上市に事業活動の集中化を図るバイエル薬品と、糖尿病や感染症などの疾患領域における販売基盤の強化を図る富士フイルムファーマの戦略が一致したものです。
今回の契約に基づき、本年9月以降、これらの製品の販売をバイエル薬品から富士フイルムファーマに順次移管します。販売移管に必要な手続きが完了するまでは、バイエル薬品が引き続き販売を行うとともに、両社は協力して、医療関係者への情報提供ならびに円滑な販売移管のための活動を行います。また手続き完了後は、富士フイルムファーマが医療関係者への情報提供および安全性情報の収集活動を行う予定です。尚、製造販売承認はバイエル薬品が引き続き保有いたします。
バイエル薬品は、富士フイルムファーマと提携することにより、自社のエスタブリッシュ製品※1の新たなチャネルとして、医療関係者への医薬品情報提供を継続していくことができます。アンメットメディカルニーズに応えるべくイノベーションに注力すると同時に、これからも糖尿病や感染症などの疾患領域における患者さんの治療に貢献していきます。
富士フイルムファーマは、今回のバイエル薬品との販売提携を契機に、医薬品情報提供体制のさらなる強化を図っていきます。また、富士フイルムグループの企業理念に則り、高品質、高信頼性を最も重視し、その技術とリソースを活かして付加価値の高い製品と医薬品情報を提供していきます。
※1 バイエル薬品ではエスタブリッシュ製品に、下記のような独自の基準を設けています。
自社MRによる製品情報提供活動において、効率的アプローチが難しく、新たなアプローチが必要となった製品群をエスタブリッシュ製品と呼んでいます。具体的には、特許期間中の製品でも上記に該当する製品、または長期に渡り使用された実績があり有効性・安全性が確立されている製品群で上記に該当する製品です。
※製品概要などは、添付の関連資料を参照