Article Detail
日立システムズ、中国・上海万序社と施設介護サービス業向け業務パッケージ販売で協業
日立システムズが中国で介護事業者向けシステムを展開
〜現地企業と協業し、上海市の介護施設に導入を開始〜
株式会社日立システムズ(代表取締役 取締役社長:高橋 直也(※)、本社:東京都品川区/以下、日立システムズ)は、中華人民共和国(以下、中国)の上海市で、介護事業者の業務を支援するパッケージシステムを展開します。現地企業の上海万序計算機科技有限公司(総経理:董正剛、本社:上海市楊浦区/以下、上海万序)と協業し、介護・福祉事業者向け業務管理システム「福祉の森」のシリーズ製品として、施設介護サービス業向け業務パッケージ「GNEXT 養老事業管理システム」を、上海万序を通じて10月より販売します。
※社長名の正式表記は、添付の関連資料を参照
これに先立ち、日立システムズでは同市の介護施設である「上海宝山区金色■年敬老院(※)」をモデルユーザーとして、本パッケージの導入を6月より開始しました。
※■印の文字の正式表記は添付の関連資料を参照
人口世界一の中国では高齢者人口も1.78億人に達しており(中国第6回全国人口調査)、毎年約1000万人のペースで増加する勢いです。中国政府では急速な高齢化に対応するため、第12次5ヶ年計画で老人介護事業への積極的な投資を行い、介護施設の増強と介護サービスレベルの向上を目指しています。これに伴い、老人介護の市場規模も、2020年までに5000億元(約6兆5000億円)まで拡大すると予測されています。
一方、日立システムズは、日本国内でトップクラスの導入実績を持つ「福祉の森」シリーズを10年以上にわたり展開し、介護・福祉システムに関する多くの実績と業務ノウハウを蓄積しています。また、中国に対しても、現地パートナー企業と合弁会社を設立してシステム運用・監視サービスやクラウドサービスを展開するなど、IT サービスの事業体制を強化しています。
こうした背景から日立システムズは、施設介護サービス業向け業務パッケージ「GNEXT 養老事業管理システム」を、中国の上海市から展開します。本システムは、日本の介護事業者のきめ細かなサービスに対応した「福祉の森」のシリーズ製品である「施設介護記録システム」をベースに、上海万序が有するノウハウを取り入れ、中国市場向けに開発したものです。入居者(高齢者)の生活状況、介護スタッフのケア状況等、日々の介護情報の記録・検索・集計機能により介護サービスの質の向上を図ることができるほか、「ご家族への情報提供」としても活用でき、「介護現場の見える化」を実現することが可能です。中国の介護事業者は本システムの導入により、日本品質のきめ細かな介護サービスを提供するためのシステム基盤を容易に整備できます。
日立システムズはグローバルIT サービス「GNEXT(ジーネクスト)」の一つとして、中国国内の介護事業所向けに「GNEXT 養老事業管理システム」を上海万序を通じて拡販し、2015年度末までに、上海市でのシェア50%を目指します。また、上海市での販売実績を踏まえ、他の地域へも順次、拡販する予定です。
※システムイメージなどは添付の関連資料を参照
■お客さまからのお問い合わせ先
商品お問い合わせ窓口:TEL 0120−346−401(受付時間:9時〜17時/土・日・祝日は除く)
お問い合わせWebフォーム:https://www.hitachi-systems.com/form/index.html
以上
*GNEXTは、株式会社日立システムズの登録商標です。
*記載の会社名、製品名はそれぞれの会社の商標または登録商標です。