ＳＣＳＫ、中国・上海市でデータセンターサービスとクラウドサービスを提供開始

中国におけるデータセンターサービスおよびクラウドサービス提供開始
〜日本で長年培った品質を中国に展開〜



　ＳＣＳＫ株式会社（本社：東京都江東区、代表取締役社長：中井戸　信英、以下ＳＣＳＫ）と希世軟件系統（上海）有限公司（以下ＣＳＫ上海）は、中国における大手データセンター事業者である万国数据服有限公司（Ｇｌｏｂａｌ　Ｄａｔａ　Ｓｏｌｕｔｉｏｎｓ　Ｌｉｍｉｔｅｄ、以下ＧＤＳ）との事業提携に基づき、２０１２年７月１日より上海市内（浦東　保税地区）のデータセンターを用いたデータセンターサービスおよび日本で実績のあるクラウドサービス「ＵＳｉＺＥ（ユーサイズ）」の提供を開始します。


１．背景
　中国の急速な経済発展が進むなか、中国に進出する日本企業を含む海外企業は、中国国内での事業規模の拡大を支えるＩＴ基盤の整備が重要な経営課題となっています。一方で、中国国内で事業を行う各社における収益確保の観点から、ＩＴにかかる管理コストの最適化も必要であり、高い水準のＩＴ基盤の整備が不可欠とされています。
　このような状況において、このたびＳＣＳＫ、ＣＳＫ上海、ＧＤＳは、中国におけるデータセンターサービスおよびクラウドサービスを提供開始することとなりました。
　なお、ＧＤＳは中国国内の金融機関向けに、１０年以上にわたり事業継続性を確保するディザスタ・リカバリーサービスなどを提供しているデータセンター事業者です。オペレーションを含む運用アウトソーシングサービスで豊富な実績があり、中国の銀行、保険、証券、エネルギー、製造、物流、政府機関など幅広い顧客層にサービスを提供しています。


２．概要・特長
　ＳＣＳＫおよびＣＳＫ上海は、中国展開を目指す日系企業現地法人を中心に、下記サービスを提供します。
　いずれも日本のマネジメントノウハウや高い品質と、現地の窓口、オペレーションを組み合わせることにより、ハイコストパフォーマンスなサービスを実現しております。

　１）データセンターコロケーションサービス
　　・上海市内に立地する都市近郊型のデータセンターです。交通アクセスに優れています。
　　・米国基準Ｔｉｅｒ４　準拠、ＬＥＥＤ　Ｇｏｌｄ　認証取得など、ハイスペック、エコロジーなデータセンターです。基幹系システムなど高信頼性を求められるシステムも安心してお預けいただけます。
　　・日本での運用ノウハウをベースとしたリモート監視、現地オペレーションにより、お客様のさまざまな運用ニーズにお応えします。

　２）プライベートクラウドサービス「ＵＳｉＺＥ」
　　・お客様閉域網やＩｎｔｅｒｎｅｔ　ＶＰＮで接続可能なセキュアなＩａａＳ／ＰａａＳです。情報系のみならず基幹系でのご利用にも対応可能です。
　　・システムを運用する上で必須となる監視やバックアップといった運用をセットでご利用いただけます。
　　　これによりクラウド上での新たな運用構築の手間や運用管理負荷を軽減します。
　　・仮想マシン１台、Ｄｉｓｋ１０ＧＢからご利用可能で、ご利用実績に応じた従量性の料金体系です。お客様事情に応じたコストのコントロールが可能です。
　　・プロビジョニングツール（ＰｒｉｍｅＣｌｏｕｄ　Ｃｏｎｔｒｏｌｌｅｒ）のご利用により、仮想マシンの作成・変更・削除がセルフサービス・オンデマンドで可能です。また、これらのＰｒｉｍｅＣｌｏｕｄ　Ｃｏｎｔｒｏｌｌｅｒを用いたセルフサービスの作業は、お客様のご依頼により弊社スタッフにアウトソーシングいただくことも可能です。
　　・ＩａａＳとしてご利用いただく他、システム開発環境、及びプロジェクト管理機能をクラウド上でオンデマンドでご利用いただくＰａａＳもご利用可能です。


３．３社の役割
　上記のサービス提供にあたっては、データセンター提供をＧＤＳが、サービスノウハウ提供をＳＣＳＫが行い、営業活動および開発・運用・保守をＳＣＳＫとＣＳＫ上海が行います。


４．サービスメニュー
　１）データセンターコロケーションサービス
　　・ラック（電源引き込み、２．５ＫＶＡまでの電力含む）提供
　　・各種運用サービス提供
　　・閉域網接続、インターネット接続、インターネットＶＰＮ接続

　２）　プライベートクラウドサービス「ＵＳｉＺＥ」
　　・１Ｃｏｒｅ２ＧＢメモリから
　　・ストレージ１０ＧＢから
　　・本番環境としてご利用の場合は基本運用（システム監視、バックアップ、依頼対応、サービスポータルの提供）を含む

　今後は日本同様、これらのサービスをベースにハイブリッドクラウドサービスを展開予定です。


以上


※記載された内容は発表日現在の情報です。また、文中に記載された会社名および製品名などは該当する各社の登録商標または商標です。