大日本印刷、ＩＤカード受託発行サービス「ＩＤデータＷＥＢ」に新機能を追加

ＩＤカード受託発行サービス『ＩＤデータＷＥＢ』に新機能を追加
顔写真データの適正を瞬時に判断し、トリミングも代行して迅速な発行を可能に



　大日本印刷株式会社（本社：東京　社長：北島義俊　資本金：１，１４４億円　以下：ＤＮＰ）は、インターネットを利用したＩＤカードの受託発行サービス「ＩＤデータＷＥＢ」に、発注者が送付した顔写真データが適正サイズかどうかを瞬時に自動判別する機能を追加しました。

　顔写真データが適正サイズではない場合、発注者の承認を得て、ＤＮＰが顔写真データを適正サイズにするためのトリミングを代行し、ＩＤカードを迅速に発行するサービスを開始します。


【「ＩＤデータＷＥＢ」について】
　２０１０年５月に開始した「ＩＤデータＷＥＢ」は、インターネットを利用したＩＤカードの受託発行サービスで、ＩＤカードの作成・発行の費用以外は、導入費や運用費が必要ありません。企業や学校などの発注者が、専用のウェブサイトからＤＮＰのデータセンターに発行データを送ることで、必要な時に必要な枚数の社員証や学生証などのＩＤカードを発行することができます。発行データは、送信時に暗号化され、高度な情報セキュリティ機能を持つデータセンターで処理された後、ＤＮＰのカード発行の専用工場に送られるため、安全かつ確実にＩＤカードを発行できます。インターネット経由の簡単な操作で発注指示が可能であり、データ記録媒体の受け渡しも不要なため、輸送費や媒体費などのコストも削減できます。


【新機能について】
　従来の「ＩＤデータＷＥＢ」は、発注者がＤＮＰに送信した顔写真データの縦・横サイズの比率が、指定の条件と異なる場合はエラーとなり、発注者が写真データをトリミングして適正サイズに修正した後、再送信する必要がありました。

　今回の新機能では、データセンターにて写真データを自動判別し、発注者の管理画面に結果を表示するため、エラー発生時の迅速な対応が可能になります。また修正が必要な場合には、発注者の承認を得てＤＮＰが顔写真データをトリミングするため、発注者が写真データを修正して再送信する必要がありません。これによって、カード発行の時間を大幅に短縮し、業務の効率化とコスト削減を図ります。


【価格（税抜き）】
　「ＩＤデータＷＥＢ」の導入や運用は無料で、ＩＤカードの製造・発行のみ有料です。

　トリミング費用は、１件あたり約２５０円。

　※ＩＤカード作成費用およびトリミング件数が１０件以上となる場合は、個別にお見積もりします。


【「ＩＤデータＷＥＢ」のサービスイメージ】

　＊添付の関連資料「参考画像」を参照


【今後の展開について】
　ＤＮＰは、本サービスを企業や大学などに提供し、ＩＣカードの社員証や学生証などのＩＤカードおよび周辺の関連システムなどを合わせて、２０１４年までに２０億円の売上を目指します。